直線で抜け出しエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ(撮影・和賀正仁)=2023年11月12日、京都競馬場
直線で抜け出しエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ(撮影・和賀正仁)=2023年11月12日、京都競馬場

■エリザベス女王杯の見どころ

10日日曜に行われる秋の女王決定戦、エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、京都)では、登録馬で唯一の3歳馬レガレイラ(木村)が2度目のG1制覇を目指す。昨年のホープフルSでは牡馬を相手に豪脚で差し切り、G1初制覇を果たした。春のクラシックは皐月賞とダービーに挑んで6、5着。牝馬同士だった秋初戦のローズSは最後方から運んで5着に敗れた。勝ちきれないレースが続いているとはいえ、デビューから6戦、すべて上がり最速と決め手は非凡。初の京都芝で今回は差し切る。


G1初勝利を狙うのがシンリョクカ(牝4、竹内)。22年阪神JFではリバティアイランドの2着に好走した。休み明けの新潟記念は牡馬が相手ながら念願の重賞初Vをゲット。まさに充実期で、勢いに乗ってG1でも好戦しそうだ。


底を見せていないホールネス(牝4、藤原英)が面白い。休養を挟みながら未勝利戦、1、2勝クラスと3連勝。重賞初挑戦だったマーメイドSで3着に入り、前走・新潟牝馬Sを快勝した。まだキャリア6戦で伸びしろはたっぷり。ポテンシャルの高さはG1でも引けを取らない。


力をつけてきたシンティレーション(牝5、池上)も楽しみだ。前走の府中牝馬Sは勝ったブレイディヴェーグと同じ上がり32秒8を使って2着に健闘。G1初挑戦になるが、前走のような末脚を発揮できれば一発があっていい。


22年の秋華賞馬スタニングローズ(牝5、高野)が復活ムードにある。秋華賞V以降は案外の結果が続いていたが、前走クイーンSでは57キロを背負いながら勝ち馬と0秒2差(6着)。約2年ぶりの栄冠を狙う。


昨年3着のハーパー(牝4、友道)は変身が待たれる1頭。昨年のクラシックは桜花賞4着、オークス2着で、秋華賞とエリザベス女王杯でも3着とG1で上位争いを演じた。精神面の問題か、ここ2戦とも最下位に敗れているが、休み明けをたたき、本来の能力を発揮できれば上位争いだ。


他にも、4月の福島牝馬Sで重賞初勝利を決めたコスタボニータ(牝5、杉山佳)や、3月の中山牝馬Sを逃げ切ったコンクシェル(牝4、清水久)など実績馬がそろう。