北の大地の経験を地元に還元する。高知競馬の佐原秀泰(ひでや、45=那俄性哲也厩舎)は昨年6月から8月にかけてホッカイドウ競馬(門別)へ期間限定騎乗を行った。

佐原 将来的に調教師ということも考えている。人と人とのつながりも含めてこのタイミングになった。こちらにない坂路の施設やレベルの高い2歳戦があるのも理由です。

ケガをしたが、かけがえのない経験を得て帰ってきた。

佐原 レースの展開が違う。1000、1200メートルでコーナー1回だと、ミスのリカバリーが利かない。こちらは小回りだから、道中でリカバリーが利くことがある。向こうの経験がいい感じではまっているな、という印象。

騎手の道はまさに“分水嶺(れい)”だった。

佐原 中学2年のときに、河川敷に友達とキャンプに行ったら大雨で。避難することになって、そのときに当時騎手だった田中譲二先生に助けてもらった。体も小さかったから「騎手にならないか」と誘われた。

愛知で生まれたが家族で中学2年の時に高知へ。当時、日曜日の競馬中継は県内で放送がなく、競馬を見たことがなかったという。

佐原 運動は苦手ですね。運動音痴なんですよ、球技とかできない。走るのも苦手だし。ウマに乗るのだけは別ですね。

近年は実績のあるウマも多数在籍するようになり、レースの質も変わった。

佐原 やはり馬場ですね。前半と後半でも戦略が変わる。予想の読みがあたったら楽しいと思う。

24年は勝率11%程度だったが、25年はここまで15%を超える。遠征成果をこれからも見せる。

今日の高知競馬は重賞土佐春花賞(第4レース、午後5時40分発走)が行われる。佐原騎手は(8)ミラクルドリームに騎乗予定。

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