英国のレーシングポスト電子版は22日、王室が主催する「ロイヤルアスコット」開催最終日(21日)のアスコット競馬場内のルポルタージュを掲載した。今年は17~21日の5日間ですべて晴天。気温が30度に迫る猛暑日が続き、熱中症となった観客が多く出たことも伝えられたため、あらためて厳しいドレスコード(服装規定)も話題になっている。
「素足? お願いします。私たちは英国人です」というタイトルのルポには、入場口でイスに座らされ、苦笑いで靴下をはいている男性の写真を添付。記事では「灼熱(しゃくねつ)のロイヤルアスコットウイーク最終日。この有名な競馬場でドラマは起きています。馬場(レース)のドラマは忘れてください。『クイーン・アン・エンクロージャー』(特別エリア)の入り口で、物語が繰り広げられています。回転式改札口でパトロールしているのは、フィービーさんとケイティさん。『ドレスコード・アシスタント』と書かれたバッジを着けています。5日間も靴下を履かない男性との戦いに明け暮れてきたにもかかわらず、土曜日(最終日の21日)の午後も中盤を迎え、2人とも上機嫌です」と、素足で来場した観客が多かったことが紹介された。
アスコット競馬場のウェブサイトに「靴下は必ず着用し、足首を覆うようにしてください」という記載があり、ドレスコードの係のフィービーさんは「靴下の問題はたくさんありました。まるでスリッパのようにぴったりとしたローファーを履いている人がいて、どうやら靴下をはかないのがはやっているようです」、ケイティさんは「ウェブサイトを見てくださいと言うと、皆さん怒りますが、ここには靴下(競馬場のロゴや蹄鉄=ていてつ=のモチーフが入って8ポンド)を買えるショップがあって、収益はすべて負傷された騎手に対する基金に寄付されることを説明すると、静かになります」と語っている。
レーシングポストはこの記事をX(旧ツイッター)に投稿し、「ロイヤルアスコットに素足の観客を許すべきか?」というアンケートを実施。3460の回答があり、素足を認めるべきが43・4%。認めない(靴下を履くべき)が56・6%という結果になっている。この記事やアンケートには競馬ファンや一般の人からさまざまな賛否の声が寄せられている。
アスコット競馬場の発表では今年のロイヤルアスコット開催5日間の総入場者数は28万6541人で、昨年の27万3528人から4・8%増加。アスコット競馬場のCEO、フェリシティ・バーナード氏は「素晴らしいスポーツを楽しめる素晴らしい1週間でした。私たちは競馬の魅力を伝える窓口になれたと確信し、大変うれしく思っています」とコメントしている。

