凱旋門賞へ向けた地元の前哨戦、3歳馬のニエル賞は仏ダービー2着馬、ゴドルフィンのクアリフィカー(牡3、A・ファーブル)が制した。勝ちタイムは2分30秒56。直線ではなかなか進路ができなかったが、ビュイック騎手と最後に強襲。先に抜け出していたベイシティローラーを差し切った。勝ちタイムは2分30秒56。英ダービー3着のテネシースタッドは4着。パリ大賞覇者ルファールは6着に敗れた。
クアリフィカーは6月の仏ダービーでカミーユピサロの2着。前走は8月ドーヴィルのG2ギヨームドルナノ賞に出走し、日本馬アロヒアリイ(牡3、田中博)の3着に敗れていた。馬主ゴドルフィンのフランスにおけるレーシングマネジャー、ルイーズ・ベナール氏はレース後、「うれしいです。直線で(前が詰まり)一瞬、不安になりましたが、進路を見つけると、力を発揮してくれました。(仏ダービーで騎乗経験があった)ビュイックはクアリフィカーのことを気に入っていますし、とても才能のある馬です。順調ならば凱旋門賞に出走するでしょう。彼は2400メートルという距離がいいことを見せてくれました」とコメントしている。
ギヨームドルナノ賞でアロヒアリイが負かした馬が現地前哨戦の1つを制したことで、凱旋門賞制覇を目指すアロヒアリイに対する日本の競馬ファンの期待も高まっている。X(旧ツイッター)では競馬ファンが「アロヒアリイが負かしたクアリフィカーが勝った」「クアリフィカー強いね、相対的にアロヒアリイの評価も上がる」と書き込んでいる。
一方、地元フランスの競馬日刊紙「パリチュルフ」電子版はクアリフィカーについて、「トランポリーノの足跡をたどる」と紹介。凱旋門賞で史上最多8勝を挙げているアンドレ・ファーブル調教師が凱旋門賞を初めて制した87年トランポリーノとクアリフィカーの戦歴を重ねている。トランポリーノは仏ダービーで2着、パリ大賞で3着、ギヨームドルナノ賞で3着に敗れた後、ニエル賞、凱旋門賞を連勝。今年のクアリフィカーは仏ダービー2着、ギヨームドルナノ賞3着からニエル賞を制している。

