9月13日、午前4時半。大阪市内のホテルで起床。身支度もそこそこに「ファントム3」を片手に御堂筋線の淀屋橋駅に向かうと、電車は走っていませんでした。30分ほど待って5時17分の始発に乗り、千里中央駅でモノレールに乗り換えると、万博記念公園駅の手前から、朝焼けの空に浮かび上がった「太陽の塔」が見え始めました。


「太陽の塔」を前にファントム3を離陸させます
「太陽の塔」を前にファントム3を離陸させます

 「太陽の塔」を撮影する事に決めたのは、大阪のシンボルと思ったからです。というのも、たまたま別件で9月の大阪出張が決まり、せっかく行くからにはドローンで何かを撮りたいと思い、大阪城や通天閣なども検討しましたが、第1希望を「太陽の塔」に決めました。万博記念公園に電話をしてみると、数日たって「開園前の午前7時半までに撮影を終わらせればOKです」と連絡を頂きました。


御堂筋線の始発で淀屋橋から千里中央へ向かいます
御堂筋線の始発で淀屋橋から千里中央へ向かいます

 午前6時すぎ、早朝にも関わらず事務所前で営業推進課の辰川さんとお会いし、車に乗せてもらうこと2、3分。あっという間に「太陽の塔」に到着しました。これまでプロ野球の阪神-巨人戦取材などで、何度も大阪には来たことがありますが、ここまで来たことはありません。(実は70年の大阪万博で来ているのですが、2歳だったので記憶にないのです…)。70メートルの塔を前に、あまりの大きさに圧倒されました。


朝焼けの空の下、大阪モノレールで万博記念公園に近づきます
朝焼けの空の下、大阪モノレールで万博記念公園に近づきます

 時間もあまりないので、早急に機体を組み上げ離陸させると、カメラからの映像がモニターに映し出されました。朝日を浴びた塔は想像以上に美しく、木々の影とのコントラストも絶妙でした。「これは、すごい」と、いつものフレーズが、ついつい口からもれました。


大阪モノレールから見えた「太陽の塔」です
大阪モノレールから見えた「太陽の塔」です

 ところがです。iPad(アイパッド)で最高高度を100メートルに設定したのですが、どうしても30メートル地点で止まってしまうのです。コントローラーの右レバーを上に倒しても、全く反応しません。いったいどうしてしまったのでしょう…。


 続きは次回のコラムで紹介したいと思います。お楽しみに。【写真部・鹿野芳博】


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