チュロス。ちくわくらいの太さがあり、中には甘いチョコレートソースがたっぷり入っています
チュロス。ちくわくらいの太さがあり、中には甘いチョコレートソースがたっぷり入っています

スペインの揚げ菓子がメキシコに伝わり

 スペインの揚げ菓子「チュロス」をご存じですか? 星型の搾り器から搾り出された布地を油で揚げて、砂糖やシナモンをふりかけたお菓子で、ディズニーランドなんかでも売られているので食べたことがあると言う方も多いかもしれませんね。今LAではこのチュロスがブームなんです。スペインでは朝食や飲んだ後の締めに食べるそうですが、スペインの植民地だったメキシコにもチュロスは伝わり、あの長い棒のようなお菓子はお隣のアメリカでも食べられるようになりました。アメリカでは遊園地の屋台スナックというイメージのチュロスですが、最近巷におしゃれな専門店が続々とオープンしているではないですか。ということで、さっそくいくつかのお店を回ってみました。

ハリウッド観光に行った際にはストリート・チュロスで揚げたてを買って食べ歩きを楽しみましょう
ハリウッド観光に行った際にはストリート・チュロスで揚げたてを買って食べ歩きを楽しみましょう

さてLAの1番人気はどんな味?

 ドーナツに似ていますが、ドーナッツとの違いは細長いスティック状の形状と、外側はサクサクで中がふんわりもっちりして空洞になっていることです。メキシコではこの空洞部分にグアバやキャラメル、チョコレートなどの甘いソースを入れて食べるそうです。多くの人が「LAのベストチュロス」と口をそろえるのが、ウエストサイドにあるCurros Calientes。ここではシンプルなゴールデン色に揚げたチュロスに砂糖をまぶしたものをホットチョコレートにつけていただく、スペインの伝統的な食べ方を提供しています。これがとにかく美味しいと評判になり、アダム・サンドラ―もこのお店の大ファンなのだそう。ここではほかにも、ちくわのように空洞になった中にグアバやチョコレート、クリームチーズなどのソースをたっぷり詰め、さらに上からチョコレートやストロベリーなどのソースをトッピングすることも可能。普通のチュロスよりも太いのが特徴で食べ応えもたっぷり。それにアイスクリームをトッピングすれば、もうアメリカ人が大好きな立派なデザートになります。

チュロドッグは甘いのが苦手な人にオススメです
チュロドッグは甘いのが苦手な人にオススメです

甘いのが苦手の人にチュロドッグ

 ハリウッドのど真ん中、アカデミー賞授賞式会場に隣接する複合施設ハリウッド&ハイランドにオープンしたのが、韓国発のStreet Churros。こちらは韓国で大人気のチュロス店がLAに進出したものなのだそうですが、その名の通り食べ歩きにぴったりなチュロスは、形も楕円形をしていて、アイスクリームとセットで頼んで熱々のチュロスを冷たいアイスにディップして食べるのが人気なのだそう。また、甘いのは苦手という方には、チュロドッグがオススメ。チュロスの上にソーセージ、とろけるチーズ、甘辛いBBQソースがのったこちらは、ランチタイムに食べるにもいい感じです。チュロスはお菓子だという概念をちょっと打ち砕かれます。

チュロスとアイスクリームを融合させたサンド。熱々のチュロスと冷たいアイスの絶妙なマッチは病みつきになります
チュロスとアイスクリームを融合させたサンド。熱々のチュロスと冷たいアイスの絶妙なマッチは病みつきになります

手作りその場で揚げます

 最後はチュロスの布地を円盤のような丸形にして揚げて、その間にアイスクリームをサンドしたチュロスアイスクリームの専門店Churro Boroughです。チュロスの材料はそのままで渦巻き状にしたものをお店でオーダーしてからその場で揚げてくれます。アイスクリームもすべて手作りで、バニラやチョコレートなどの定番以外にも季節のフレーバーなどがあり、色々なフレーバーを試してみることも可能。熱々のチュロスとアイスの相性は最高で、これは新たなお菓子としてブームになりそうな予感です。

 LAを訪れた際には本場ならではのチュロスを味わってみてくださいね。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。写真も)