タイ魔神が面目躍如!? 日刊スポーツ評論家の佐々木主浩さん(47)はマダイ釣りがダイ好き-で、今回は南伊豆・手石(静岡)の「米(よね)丸」から出漁して、初めてのフィールドとなる南伊豆・石廊崎沖でアタックした。これに大魔神が釣りの師匠とする加藤雄二さん(59=日刊釣りペン・クラブ)も参戦、くしくも“師弟タイ決”に-。結果は、数では勝ったものの、最後はやっぱり…の報告ルポをどうぞ!

 佐々木さんは、「米丸」では自らラッキーポジションとする右舷のミヨシ(船首)に陣取り、同トモ(船尾)に加藤さんが並んでサオを出した。朝は曇天下で肥田定佳船長(49)の指示ダナは上から50メートル…その5メートルぐらい下まで落とし込んでコマセを振りだしながらタナに合わせ、置きザオでアタリを待つ-と、陸地の山あいから日がのぞいた時だ。佐々木さんにいきなりきたからビックリ! 

 潮温は16度以上でいくらか流れがあり、サオ先にクン…と微妙なアタリが。身構える大魔神、ググーンッ…とゆっくり引き込まれてからサオを手にして大きく合わせた途端、ギュンギュンッ! 慎重にやりとりするうち、海面下に赤っぽい魚体がユラ~…肥田船長が「マダイだ」と叫んだ。タモ網に収まった船中第1号は2キロの良型で「1匹目だし、いやー緊張した」とホッとした表情をみせた。

 この後だ。佐々木さんのサオが再び折れ曲がると、加藤さんにもきて、何とダブルヒット! 大魔神は1・68キロのマダイで、タイする加藤さんは30センチ超のデカいカイワリながら外道…ほかにウマヅラやイサキなども連発し、「こっちは外道タイ賞か!?」とポツリ。

 驚きはまだ続いた。またまた佐々木さんのサオがギュギューンッ! 猛烈な引きに肥田船長も「デカいゾ!」の声。まさにタイ魔神ならではの不思議パワー全開!? と思いきや、途中フワ~…ハリス切れでバレた。「“逃がした魚は大きかった”にならなきゃいいが…」とガックリ。

 潮が変わると、今度は佐々木さんが外道を連発する中、加藤さんのサオが激しく絞り込まれた。これが3・52キロ、ちょっと黒ずんだ型ものの乗っ込みダイで、大魔神「さすが師匠ダイ。よしっ、5キロ超を狙うゾ」だって。

 ところが、以降、2人のサオは沈黙状態。タイ応策でか? 佐々木さんはタナ取り後、ゴロリと横になって<果報は寝て待て>タイ勢も。しかし、指示ダナが60~70メートルラインに変わっても音沙汰はないまま…で、結局、2匹タイ1匹で大魔神の勝利ながら「サイズで負けてる。あのバラシさえなければ…」と船の旅、いえいえ、航海(後悔)しても後の祭り!? で、敗北感をにじませつつ、最後はやっぱり「次はもっとデカいのを釣りタイ」とほえてました。【長瀬川忠信】

 ▼船 手石「米丸」【電話】0558・65・1060。マダイの乗合は午前5時集合でエサ&コマセと氷付き1万4000円。希望あればキンメダイも出漁。HP<http://www.yonemaru.net/>須崎港「静栄丸」【電話】0558・22・5223。乗合は午前5時集合でエサ&コマセと氷付き1万4040円。ほかに希望でメダイも狙う。

 ※ともに日刊スポーツ新聞社指定で乗合は予約制。車利用が便利で交通など含め詳細は各要確認。