ソウハチが本番を迎えた中、先週末は全道的にシケ模様だったが、18日に胆振沖の一部で竿(さお)を下ろすことができた。23~35センチが1人60~100匹と上々で、スケトウも40~60センチが同50~80匹と数多く釣れた。

 午前7時、登別漁港から第11漁運丸(本間光好船長、【電話】0144・87・2228)に9人が乗船、30分ほど沖に向かった。晴れのち雪、北寄りの風が強く、波1・5メートル。胴突仕掛けにオモリは120号、餌は赤イカを使用した。水深は70~80メートル。

 強風と高波で釣りづらかったが、タナ25~30メートル前後を狙うとソウハチが浮いており、多少流されてもオマツリは少なかった。同じタナに度々スケトウが入り込むため、都度ポイントを変更。それでも、1、2回は良いものの、やはりスケトウが交じって一色に。

 ソウハチはスケトウの群れの上層にいるようだったが、次第にタナ20~30メートル、40~50メートルに変わり、深いところでスケトウが多く付いた。中には腹にタラコやタチを抱えたものもあった。

 スケトウが少なくなり、ソウハチが浮いてくると、例年同様に数釣りができそうで、本間船長は「ソウハチは広範囲におり、今後は群れが大きくなる」と好漁を保証していた。【リポーター・竹鼻雅己=64】