マダラが好調な日本海側積丹半島の神威岬沖に8日、出掛けた。速い潮に苦労したが、1メートル級の大型も上がるなど評判通りの釣果だった。

午前7時、幌武意漁港から第38浜丸(長内春樹船長、【電話】090・3116・6970)に4人が乗船し、1時間30分ほどの沖に向かった。曇り、風はやや強く、波は1・5メートル。仕掛けはステンレス製、銅パイプのシャクリ250号やジグ1000グラムを使用し、水深150~165メートルを狙った。深いため巻き上げるのに時間を要し、潮の速さでポイントがずれるたびに船を立て直しての釣りになった。それでも食いつきはよく、数人が同時に釣れることもあった。

80~90センチの大型になると重く、何度も首を振り引きも強い。竿(さお)は大きく曲がり、電動リールも止まりかけるほどだった。さすがに1メートル級になると頭も大きく、水面に現れる姿は圧巻だった。今回は底から3~5メートルでも釣れていたが、1~2メートルでよく釣れていた。開始から2時間ほどたつとサメが増え、数人がマダラを食いちぎられた。そのたびにポイントを移動したが、どこでも食いはよかった。

沖上がりは正午。1人当たりの釣果は、60センチ~1メートルのマダラが12~15匹、38~40センチのホッケが2~5匹。大型マダラでクーラー2個を満杯にし早めに切り上げる人も。夏マダラの大型にはタチも入っていた。長内船長は「マダラ狙いは絶好調で、迫力ある釣りが楽しめます」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=67】