マダラ狙いで11月25日、後志管内島牧村の栄浜へ出掛けた。この時期ならではのタチをたっぷりと抱えた60センチ級中型から90センチオーバーの特大サイズが次々とヒット。ホッケ、ヤナギノマイも数が上がり、乗船全4人が大型、特大クーラー1つに収まらずクーラーダブルなど大漁となった。

午前6時、第二栄浜漁港から富丸(木村船長)で、20分ほど沖の栄浜~栄浜漁港前浜に向かった。曇り、風は強く波1・5メートル。タラシャクリ、ジグで狙った。

水深120メートル前後へ仕掛けを下ろすと、ほどなくして中型マダラが釣れ始めた。潮の流れが速く何度もポイントを移動。シャクリやジグで深場を探ると、ホッケやヤナギノマイも交じりマダラは特大サイズがヒットするようになった。

シャクリの上に胴突き仕掛けを付けた人は、マダラの“ダブル”も。独特の強い引きがあり、水深140~160メートルから大型を上げるのはひと苦労だった。

後半はホッケ、ヤナギノマイに切り替え、こちらも数釣りが楽しめた。午前10時過ぎには風が強くなり、波もやや高くなってきたが、釣果は落ちなかった。

胴突き仕掛けに餌を付けても大型マダラは釣れたが、やはりシャクリやジグの方がいいように感じた。乗船者は銅やステンレス製のシャクリに、赤、金カムイなど思い思いのジグも試していた。木村船長は「マダラ狙いは凪次第で今後も続きますよ」と話していた。

沖上がりは正午。釣果は1人当たり65~95センチのマダラが15~20匹、35~45センチのホッケが50~60匹、24~26センチのヤナギノマイが10~20匹だった。【リポーター・竹鼻雅己=68】