モデルでツリジョの“つ~ちゃん”こと利水つばさが31日、千葉・相浜「松丸」(西藤裕船長=63)でシマアジ釣りに初挑戦した。BS釣りビジョン「TSURI na KIBUN」でMCを務めたが、「番組で1度やる予定でしたが、シケで出船できず中止になってできませんでした」という。

午前5時過ぎに出船。最初のポイントは大モノが狙える場所。ここで、左舷の子どものサオに大モノがヒット。だが、途中でサメに食われてしまった。記者も2度当たるが、ともにバレ。シマアジは掛けても、上げられる確率は5割ともいわれる。

このポイントでつ~ちゃんのサオがしなることはなかったが、次の場所では弧を描いた。「重い!」。だが、上がったのはフグ。「今日のファーストフィッシュはフグでした」とゲストにもニッコリ。その後もフグが続き、結果3連続フグ。「さすがに違う子に会いたい」。この願いに応えたのが、ウマヅラハギだった。

ゲストでも喜ぶその姿は、まさに釣り好きの鏡だ。そんなつ~ちゃんに釣りの神様からご褒美か、本命のシマアジがヒット! 常連さんが「小さくてもタモ入れしましょう」とすくってくれた。上がったのは約300グラムのシマアジ。「指示ダナが12メートルだったので、14メートルまで落として、そこでしゃくってから巻き上げている途中でグンと来ました。アジだから口が弱いと思って即アワセはせず、ゆっくりめにサオを上げたら掛かりました」と説明し、「小さくても引きが強い。めっちゃ楽しい!」とほほ笑んだ。

この直後にもほぼ同サイズの本命をゲット。初挑戦でシマアジ2匹をゲットした。「私の中でシマアジの基準ができたので、次はキロオーバーを狙いたい。それが釣れたら、次はオオカミに挑戦です。今日の大きさであの引きなので、キロモノとのやりとりを想像するだけで楽しそうです」とつ~ちゃん。手の届きそうな目標を立て、それをクリアしていくのが利水スタイルだ。

「潮の流れ具合も良かったし、色もやや澄み加減。水温も15度で『今日はいいかも』と思いましたが、魚が口を使ってくれませんでした」と西藤船長。「水温が低めのうちは大型を上げるチャンスです。今日もサメにやられてしまいましたが、サメをどうかわすかもシマアジ釣りの魅力の1つでしょう。本当に上げるのが難しいけど、上がったときの喜びも大きいはずです」と話した。

この日の模様は後日、日刊スポーツ釣り面(関東版)およびユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で近日公開予定。