■鎌田式しなやか老活術

心房細動の治療を受けて、いよいよ老いが始まったなと思いました。でもそれほど大きなショックではなく、冷静に受け止められたように思います。

■第2次老いるショック

第1次老いるショックでは、初めて老いを認識して戸惑ったり、不安になったりするものです。それに対して、第2次老いるショックでは、老いが進み、体や心が衰えて日常生活に支障が生じてくるのです。

そう考えると、10年後を不安に思い、暗い気持ちになるかもしれません。けれど、第1次のうちから、生活習慣を変えて老いを進ませないようにすれば、第2次ショックの衝撃を小さくすることができるのではないでしょうか。

ぼくは今まさに、第1次老いるショックを迎えたばかり。この時期に心房細動にきちんと対処して、心房細動が起きないような生活習慣へと行動を変えていくことで、将来心房細動が原因で起こる脳梗塞や心不全を防ぐことができるかもしれません。だとしたら、老いるショックも悪いことばかりじゃないように思います。

■皮膚の老化

皮膚が老化してきました。冬になると足がむずがゆくなります。易しく言えば、乾燥肌。直接的に言えば、老人性皮膚掻痒(そうよう)症。お肌のお手入れなど考えたことがありませんでしたが、保湿クリームを塗るようになりました。

こんな鎌田の正直な変化を本にしました。「ピンピンひらり鎌田式しなやか老活術」(小学館新書)。わが身にも“老いるショック”がやってきた。だけどぼくは負けない。待ってました晩年! という思いで、この本を書きました。ぜひ読んでください。