歯科医院を受診した際の問診票には、来院動機となった症状をヒアリングする項目が並んでいます。痛みの有無や場所、これまでの経過などを尋ねるだけでなく、「歯の色が気になるか」「白い歯に興味があるか」といった審美的な質問を入れるクリニックも増えました。

歯を白く見せる「ホワイトニング」という単語がアメリカで最初に使われたのは、今から179年も前だそうです。当初は、歯についた着色汚れを取り除いて白く見せる施術を指していたようですが、時代とともにさまざまな薬品が試され、歯自体を漂白する仕組みが確立されていきました。1989年には、現在のホームホワイトニング(自分の歯型に合わせた専用のマウスピースの中に、ジェル状の薬剤を塗布して装着する方法)のシステムが実用化され全世界で初めて販売されました。2年後にはオフィスホワイトニング(歯科医院で高濃度のホワイトニングジェルを歯に塗布し短時間で漂白する方法)もスタートし、以来こうした技術がどんどん広まっています。

現在行われている医療ホワイトニングの起源は、歯肉炎治療のために使用した過酸化水素によって、歯が白くなったことを偶然発見した歯科医師の気づきがきっかけです。適切な診査診断の下でホワイトニングジェルの処方を受け、用法を守って使用すれば歯や歯ぐきを傷める心配はありません。ホワイトニングを入り口に、患者さん自身が歯をきれいに保とうとする行動変容が起きることもメリットのひとつです。

一般的には成人(18歳以上)が対象になりますが、年齢に上限はありません。丈夫で健康な天然の歯であれば何歳になってもトライできます。かぶせ物では実現しづらい、自然な透明感が得られる点もおすすめです。