40歳から65歳ぐらいの中年の人たちにとっては、メタボは気をつけなければいけません。この後30年から40年元気に生きるためには、メタボを放置しない方がいいのです。
65歳を過ぎたら、メタボよりフレイル(虚弱)が怖い。原因は、低栄養と運動不足。加齢性筋肉減少症(サルコペニア)になって、介護保険の世話になる原因になっていきます。
ダイエットをシビアに行っている若い女性や草食男子は、20年後、骨粗しょう症やフレイルになる心配があります。「メタボ=悪」という考えにだまされないで。
・賢い選択
こうした従来の医療の誤りを治そうと、今アメリカでは「賢い選択」という運動が展開されています。70歳以上には、コレステロールを下げる薬は出さない、というのもその一例です。
65歳を過ぎると、むしろ肥満の人やコレステロールが少し高めの人が長生きをしているという事実が大事なのです。
・痛い検査はしない
予測される寿命が10年以内の人は健診不要と、「賢い選択」運動を推進する専門家たちは言っています。ぼくも同感。
病院で働いているので職員ドック健診を勧められるのですが、ぼくは70歳を境にやめました。血液検査、胸のレントゲン、視力、聴力、血管年齢診断などの痛くない検査だけは受けるようにしています。70歳を越しても、責任ある経営者などは人間ドックを受けたほうがいいかもしれません。人それぞれの自己決定が大切なのです。

