「テレビ寺子屋」という番組で、さだまさしさんと2人で3回にわたって対談しました。そこでぼくは、さださんを「オキシトシンの人」と話しました。

・「オキシトシンの人」

オキシトシンとは、体内で分泌されるホルモンの1つで、「絆ホルモン」「共感ホルモン」「愛情ホルモン」などと呼ばれています。人とつながりをもつうえで、大切なホルモンです。

さださんは、歌手活動の一方で、「風に立つライオン基金」を創設。地震や水害など各地の被災地支援、コロナ禍、高齢者施設へのマスクやガウンの支援などを行ってきました。また、社会貢献活動に取り組む高校生をたたえる「高校生ボランティアアワード」などを設け、助け合う心を育てようとしています。

こうした取り組みを身近で見てきて思うのは、よほどオキシトシンが豊かでなければできないと思い、ぼくは「さだまさしはオキシトシンの人」と言いました。

すると、さださん。テレビカメラに向かって、こう切り返しました。

「おせっかいホルモンだね」「おせっかいおばさんっているよね。ちょっとうっとうしい面もあるけど、おせっかいおばさんたちはじつに元気だ」

そのとおりです。最近の研究では、オキシトシンは抗酸化力が強く、老化を防いでくれると言われています。おせっかいとは、人のことを気にかけ、やさしくすること。その行いのかげで、オキシトシンが出て、自分自身を元気にしてくれるということです。