スポーツ庁の体力・運動能力調査(2022年)によると、40代の「頻繁にスポーツをする人」の4割強が、「毎日の生活が充実している」と実感していた。他の年代でも、スポーツをしている人の方が、充実感を持っているようだ。
適度な運動は、体にも心にもいい効果をもたらす
老化を進める慢性炎症は、動脈硬化を起こし、その結果、脳卒中や心筋梗塞を起こす。認知症やがんにも影響することが知られている。この慢性炎症を防ぐのは、抗酸化力を持つ野菜を食べることと運動なのだ。
運動はリラックス効果もあると同時に、適度な疲労が良い睡眠をもたらし、心の安定を図る。うつ病の予防にも効果がある。もちろん、筋力がつき、日常の動作も楽になる。いいことづくしなのだ。
ぼくは「貯金より貯筋」と言い続けている。筋肉を作るために週2回ジムに通っている。「体が重い」「やる気が出ない」という人は、ぜひ運動習慣を作ろう。
運動して「運」を動かす
貯筋は単なる肉体改造ではなく、心身の健康(ウェルビーイング)を高める効果がある。脳内麻薬の中に、エンドルフィンという鎮痛作用や多幸感をもたらす物質と、ドーパミンという快感ホルモンと呼ばれる神経伝達物質があり、筋活によって分泌されることがわかっている。
貯筋をしている人は、ストレスが少なく、うつ病などのリスクも少ない。自身のストレスが少ないと、他者にも優しくなれる。マッチョの人が強くて見かけによらず優しいのは、この2つの神経伝達物質の効果だと思う。
百年健康を作るためには貯金より貯筋が大事。

