20年東京五輪・パラリンピック組織委員会と東京都は9日、リオデジャネイロ・パラリンピック閉会式で行うフラッグハンドオーバーセレモニー(パラリンピック旗引き継ぎ式)の演出コンセプトと主な出演者を発表した。東京大会が日本と世界に前向きな改革をもたらすきっかけになるとした「POSITIVE SWITCH(ポジティブスイッチ)」が演出テーマ。義足モデルのGIMICO(年齢非公表)左脚切断のダンサー大前光市(36)視覚障害者への理解を広める活動をする檜山晃(36)らがパフォーマンスを行う。

 五輪の引き継ぎ式は安倍首相がマリオで登場するなどの内容が極秘のまま準備されたが、今回は公表することで「少しでも多くの人に見てもらいたい」と演出を担当する佐々木宏氏。約8分のセレモニーには、ダウン症や車いすのダンサーらも登場。誰もが知る楽曲に乗せてパフォーマンスを行い、世界に向けて東京大会をアピールする。