1次リーグ敗退が決まった日本が、4戦目でようやく初勝利を挙げた。

 カナダの高さを堅守で封じて前半を35-24とリード。後半も積極的に攻めて76-45で大勝した。前日、オランダに敗れて決勝トーナメント進出を逃し、開幕前の目標だった過去最高の6位以内は達成できなくなったが、チームの士気は下がっていなかった。この日が誕生日だった石川丈則(41)は「やってきたことは間違いないので、カナダ戦も同じことをやり続けようと臨みました」と明かした。

 最終戦は世界王者のオーストラリアが相手になる。及川晋平監督(45)は「自分たちがずっとやってきた理想的なバスケットをイメージしてプレーしてくれた。最後も全力で戦います」と決意を語った。