日本勢でただ1人出場した21年東京五輪(オリンピック)代表の藤井菜々子(25=エディオン)は32位で目標の入賞を逃した。

序盤からのハイペースが本来の走りに影響した。先頭集団につかなかったが、5キロ通過で先頭から17秒差がつき、順位を20位まで下げて、目標の8位以内から早々に遅れた。前半で歩型違反による警告を2回受けたことも誤算だった。

12キロを20位で通過したが後、3回目の警告を受けてペナルティーゾーンで2分間待機。順位を32位まで下げた。「あまり力を出し切れなかった。想定していたより前半にかなり早く入った。練習できていなかった部分もあったので、無理に入ったことで歩形が荒れた」と悔しそうだった。

世界選手権で19年7位、22年6位と2大会連続で入賞した粘り強さと安定感が持ち味。東京五輪にも出場して13位。今年2月の五輪選考レースを兼ねた日本選手権では、大会記録を15年ぶりに塗り替えて派遣標準記録を突破したが、4月に故障したことが本番レースに影響した。

「3年前と変わってない。今後は修正点はいろいろあるが、まずはしっかり練習を積むところから頑張りたい」と出直しを誓った。

代表入りしていた岡田久美子(富士通)と柳井綾音(立命館大)は7日の混合リレーに専念するため、出場辞退を発表していた。