【パリ=木下淳】最終日は混合団体戦が行われる。1回戦2試合ではスペインが難民選手団と対戦。柔道男子60キロ級で銅メダルを獲得した永山竜樹(28=SBC湘南美容クリニック)が準々決勝で対戦し、敗れたスペインのフランシスコ・ガリゴス(29)はメンバーから外れた。
混合団体戦は、各チームの登録メンバーから毎試合6人が出場。男子が73キロ以下、90キロ以下、90キロ超、女子が57キロ以下、70キロ以下、70キロ超で、同点の場合は抽選で選ばれた選手が代表戦を行う。
ガリゴスら各国の60キロ級は73キロ級より2階級下のため、出番はないと見られていたが、スペインの登録8選手にも入らなかった。日本は永山をはじめ、男女14階級の代表が全て登録リストには入っている。
男子60キロ級を巡っては、準々決勝で永山とガリゴスが対戦。永山は絞め技に耐え、審判の「待て」で力を抜いたと証言するが、ガリゴスは「全く聞こえなかった」として締め続け、永山は意識を失い、一本負けした。直後からSNSなどでガリゴスと、女性審判のゴンザレスさん(37=メキシコ)への誹謗(ひぼう)中傷が問題になっていた。
一方、永山はX(旧ツイッター)で「ガリゴス選手が会いに来てくれました!」と、ガリゴスとのツーショット写真を公開。「彼から謝罪の言葉がありましたが、彼にとっても不本意な結果だったと思います。オリンピックの舞台で彼と全力で戦えた事を幸せに思います。誰がなんと言おうと私たちは柔道ファミリーです!」とつづっていた。
永山はその後「今の気持ちです」とした上で「準々決勝に関しては、お互い必死に戦った結果なので、ガリゴス選手への誹謗中傷などは控えて頂きたいです。審判の方も判断の難しい状況だったと思います。敗戦後に抗議をして握手に応じられなかったことは申し訳なく思っています。まだ悔しい気持ちがありますが、みなさんからの温かいメッセージに元気をもらっています。本当にありがとうございます」と投稿し、感謝と幕引きを図っていた。



