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注目選手
ブノワジャパンのエース
- 脇本雄太(29=福井)
- ブノワジャパンのエースがオールスターで待望のG1初制覇を達成。競技で鍛えた圧倒的スピードを誇りながら、G1をあえて「逃げて勝つ」にこだわり、実行した。日ごろ250バンクを走っているためコーナーリングなど短走路は持ち味を存分に発揮できそうだ。
脇本逆転の候補筆頭
- 三谷竜生(31=奈良)
- 日本選手権、高松宮記念杯と、今年のG1をすでに2勝。近畿の大黒柱としての地位を絶対的なものにした。いずれも脇本雄太の番手で優勝したが、追走すらてこずる脇本を差し切れるのは脚力があってこそ。ワッキー&リューキの近畿ラインが高速バンクで旋風を起こす。
持ってる男を証明
- 山崎賢人(25=長崎)
- オールスターでG1初出場にして決勝に進出。このときはラッキーボーイ的な扱いだったが、続く共同通信社杯では文句なしの実力で決勝に進出し、フロックでなかったことを示した。今開催も繰り上がりで出場が決まった「持ってる男」。前橋で111期として最初のタイトル奪取に挑む。
111期出世頭の意地
- 南潤(20=和歌山)
- 全プロ大会1キロTTで、王者早坂秀悟を下して初出場初制覇を達成。オールスターに続くG1出場を決めた。オールスターでは存在感を示せなかった印象だが、決勝に進んだ同期山崎賢人にレース前にエールを送るなど大いに刺激になったはず。111期の出世頭が意地を見せる。
打倒脇本の思い
- 平原康多(36=埼玉)
- 日本選手権決勝での脇本雄太の走りに刺激を受け、この半年は特に打倒脇本に燃えてきた。一時は1着が取れないだけで「不振」との声も聞かれたが、試行錯誤の末に共同通信社杯を制覇。「みんな強い。もっと強くなりたい」という思いが結実した。脇本雄太がいる今開催。どう立ち向かうか注目だ。
地力強化で台頭
- 清水裕友(23=山口)
- “長州の志士”が輪界の勢力図を塗り替える。共同通信社杯決勝では、4角で内を突いてタイトルにあと1歩にまで迫った。強烈なまくりに加え、イン粘りなどヨコの動きもできる器用なタイプ。若手機動型が台頭する中四国地区にあって好位を回れるだけの力を備えている。タイトル制覇で桑原大志に続く山口勢SS戦士を目指す。
負けられない戦い
- 木暮安由(33=群馬)
- 地元G1で鬼と化す。今年6月の高松宮記念杯決勝での武田豊樹との競りは物議もかもしたが、この一件で関東の絆は一層強まった。位置を主張したのは「なんとしてもG1を取る」という決意の表れにほかならない。ホームバンクでなりふりかまわずG1取りに動く。
悲願達成は目前
- 山田英明(35=佐賀)
- 今、最もG1タイトルに近い男。今年のオールスターでドリームレースに初選出されたことで、多くのファンもその実力を認めている。ビッグ戦線ではシビアな位置取りを駆使し今や決勝の常連。九州地区のエースとして、前橋で悲願達成を目指す。
7年ぶりの戴冠へ
- 浅井康太(34=三重)
- グランプリレーサーとして抜群の安定感を示しているが、本人が目指すのはG1タイトルのみ。寬仁親王牌は弥彦開催だった7年前に初タイトルをつかんだ大会でもある。前橋もG3連覇を決めた実績のある舞台。7年ぶりのG1奪取へ、変幻自在のサーカスレースがさく裂する。
連覇を手土産に世界へ
- 渡辺一成(35=福島)
- 前年覇者が登場する。ブノワジャパンの渡辺にとって出場レースが限られる以上、競輪では常に一戦必勝態勢。「狙ってきた」と挑んだ地元オールスターでは惜しくも決勝3着に終わったため、一層力を入れてくるに違いない。競技シーズンを目前に控え、大会連覇で世界の舞台に羽ばいてみせる。
※名前横は年齢、登録 (9月26日現在)
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