初日のドリームレースは郡司浩平が制した。しかし、脇本雄太と踏み合いがあったものの、先行選手としてレースを演じたのは太田海也だった。

ドリームレースの性格上、ファンから支持された戦法を取る選手が多い。太田は先行力が評価されて上位に入った。ファンの期待を裏切らないレースをする清水裕友は、20年全日本選抜以来遠ざかっているG1を期待されて上位に入ったと思う。

その2人が前を取った。脇本や新山響平、深谷知広がいて、後ろ攻めなら先行できないリスクもあった。前受けから引いてもカマす自信があったのだろう。深谷にまくられたものの、自分の脚力を信じているのがうかがえた。


ヤマコウが期待する太田海也
ヤマコウが期待する太田海也

先日、地元で行われたサマーナイトF決勝、先行意欲が高い佐々木悠葵-真杉匠の関東勢の5番手に入りながらも、打鐘過ぎにたたきにいった。この太田の動きがなければ単調なレースになっていただろう。

あの太田の動きで場内が一気にヒートアップした。地元のビッグ、しかも5番手が取れたわけだから、優勝を狙って5番手まくりでもよかった。それを良しとしないところに太田の器を見た。

他競技からの転向組というのも、ハングリーになれる要因だろう。2予A・10Rでも存在感を示すはずだ。(日刊スポーツ評論家)