【決断の背景】1年前、涙の西武是沢にかけた言葉 球団本部長が語る本音と秘めた狙い

西武が7月31日の“期限”を前に、支配下選手枠70人を全て埋めました。球団が最後の1人に選んだのは、育成契約4年目を過ごす是沢涼輔捕手(26)でした。高校(健大高崎)でも大学(法大)でも控え捕手だった男が、プロ野球の世界でついに2ケタ背番号をつかみました。記者会見に同席した広池浩司球団本部長(52)が、是沢選手への期待とともに、決断の背景を語りました。

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★広池本部長が語った是沢選手支配下の理由

  • 3年半、同じ場所で頑張り続けた姿を評価
  • 支配下の決め手は捕手のフレーミング技術
  • 1年前に流した涙 あの日かけた言葉

◆広池浩司(ひろいけ・こうじ)1973年(昭48)8月29日、埼玉県越谷市生まれ。全日空退社後、97年に広島の入団テストに合格し、翌98年ドラフト8位で入団。リリーフ左腕として通算248試合に登板。引退後、西武の打撃投手に。多くの職務、役職を経て25年から現職。2月1日には取締役球団本部長に昇格。


◆是沢涼輔(これさわ・りょうすけ)2000年(平)4月19日、三重県いなべ市生まれ。私立の暁中から健大高崎、法大を経て、22年育成ドラフト4位で西武入り。かなりの読書家で、キャンプ終了後の宮崎空港では「このオムライスに付加価値をつけてください」や「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」などの書籍を気にしていた。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。

支配下登録会見で背番号「65」のユニホームに袖を通す西武是沢涼輔(撮影・河田真司)

支配下登録会見で背番号「65」のユニホームに袖を通す西武是沢涼輔(撮影・河田真司)

3年半、見える場所で頑張り続けた男

-是沢選手の会見を聞いて

広池氏 はい、あの、素晴らしい人間だなと思いました。

-最後1枠で是沢選手を選んだ理由は

広池氏 彼の3年半の頑張りというのは素晴らしいものでしたし、でも「頑張る」っていうのはプロ野球選手には当たり前でしたし、陰の努力もいっぱいあるんで、彼が一番頑張ったかは自分はそこまで把握してないんですけど、言い切れないんですけど、少なくとも3年半、見えるところで頑張り続けて他にもいい影響を与えてくれたのは評価しています。

あとは当然、フレーミング、守るほうでの評価というのは素晴らしいものがありますので、今後、支配下のキャッチャーの枠を考えた時にまだまだ3分の1残ってるし、当然CS、日本シリーズも目指している中でキャッチャーは何があるか分からないポジションですので、そういったところで厚みをつけたいという思いがありました。

-「頑張る基準」には難しさもある中で

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。