須藤博倫(45=埼玉)が、2艇フライング発生の波乱の中、4コース差しから恵まれで昨年5月の平和島以来、通算66度目の優勝を飾った。戸田は15度目の優勝となった。
冷静に難を逃れた。最終日も空中線の旗がコロコロと変化。難解だった時計との呼吸をコンマ06で乗り切り、1Mは差し。佐藤翼、尾上雅也がコンマ01の勇み足で脱落する中、1着に繰り上がった。「佐藤、尾上を思うと喜びの声は出ない」と複雑な心境を漏らした。それでも最善の準備と対応で勝機を呼び込んだ。「風があったのでスタートは遅れたくらいの気持ちで。本当はまくりたかったけど、1Mでブレーキは利かせられた。いい仕上がりもキープはできた」。出足は課題でも、上昇させた行き足を維持したことも勝因につながった。
今年7月から01年前期以来のA2級へ降級。7月の津ではフライングも切った。かつてない、苦しいリズムの中で貴重な優勝になった。「来年のクラシック(戸田)を諦めたわけではない。でも、A1級に戻ることが先決。来年のダービー(戸田)も頭に入れて1走1走、走りたい」。後輩への配慮を最優先しつつも、活力は来年2度も行われる地元SGの出場権獲得。まずは24年1月のA1級復帰へ、復調の歩みを進める。





















