今年2月に競輪選手を引退した元ガールズ106期の宮安利紗さん(32=岡山)の引退セレモニーが15日に玉野競輪で行われた。
約10年の現役生活の中で思い出はたくさん詰まっている。勝利の喜び、負けた悔しさ、落車した時の体の悲鳴。いろいろな思いを抱えながら引退を決意した。
「思い出深いのは選手になって京王閣で初勝利した時です。(勝利者インタビューで)ファンと接する機会があり、プロになったんだなと自覚しました。選手生活を続ける中で人との出会いに恵まれたし、レースに臨む緊張感も感じることができました。でも、一時期落車が続いて、体調が良くなっても落車で悪くなるといった繰り返しでした。そのせいで落車する怖さとの葛藤が続いていました。引退を決意したのは、落車がない生活を選んだ結果です」と大きな決断をした経緯を話した。
セレモニーに駆けつけた仲良しの亀川史華は泣きながら花束を渡した。「彼女とは期は違うけれど、同い年で一緒に練習や、ご飯もした。USJに行ったのも楽しい思い出です。彼女が引退して本当に寂しくなる」と話した。
今後はトレーナーに転職する。岡山にあるスポーツジムに勤めることが決まっている。「これからは運動の楽しさを伝えたいと思っているし、競輪選手として経験したことを生かせる仕事だと思い決めました。メンタルは強くなったので、どんなことがあっても乗り越えられると思っています」。
選手生活の中で優勝という結果は残せなかったが、多くのファンに名前を覚えてもらった。セレモニーでも「宮安~」という声が大きく響いていた。
◆宮安利紗(みややす・りさ)1991年(平3)10月31日岡山県生まれ。106期生として14年5月に西武園でデビュー。24年2月に引退。通算成績は625戦17勝。





















