SGデビューから約2年、末永和也が7度目の挑戦で初のタイトルを手に入れた。SG優勝戦は初で、しかも1枠。これまで経験したことのない重圧もはねのけた。「SG優勝戦の実感はわいてなかったけど、みんなに頑張れとか言われて緊張してきて。しんどかったけど良かった」と胸をなで下ろし、笑った。
戦前の予想通り、進入はすんなり枠なりとはいかなかった。それでも、コンマ13のスタートで逃げ切った。「本番は浅くなって分からないところからになったけど、それくらい(コンマ13)で決まった。今節は運があると思った」。1Mを先に回ると、バックで後続を引き離して抜け出した。
レース直後は、師匠の上野真之介、その師匠の峰竜太ら、佐賀支部の面々が駆け寄った。「(上野)真之介さんがいなかったら準優の1枠にも乗れていなかった」と師匠の支えに感謝した。峰門下からは昨年多摩川オールスターを制した定松勇樹に続くSG優勝。「昨年、サダ(定松)はすごいと思って見ていた。逃げられて良かった」と胸を張った。レースを見守った峰は、「僕が超えられなかった部分を超えていく素材。グランプリではバチバチやりたい」と新たなスター誕生を喜んだ。
歴史ある大会を制し、栄誉あるダービージャケットにも袖を通した。これで賞金ランクは4位に浮上。初のグランプリ出場は決定的だ。「変わらず挑戦する立場でいたい。(TRの)2ndからいきたい」。次節は11月7日からの丸亀周年に出場。佐賀の大器が、さらなる高みを目指して突き進む。
◆末永和也(すえなが・かずや)1999年(平11)2月16日、佐賀県出身。124期の養成所チャンプで、在校勝率も1位。19年5月からつでデビュー。初優勝は22年10月若松で通算17度目、G1優勝は2度。SGは23年3月平和島クラシックで初出場。7度目の挑戦で初優勝した。同期は高憧四季、前田翔ら。173センチ、54キロ。血液型A。





















