椎名豊(37=群馬)が、インから逃げ、9戦8勝、2着1回の準パーフェクト優勝を飾った。昨年11月の桐生以来、今年初、通算32度目の優勝。さばいた前田滉が2着、高野哲史が3着に入り、タイトル通りの“本命”決着になった。

椎名は枠なりの3対3から今節7度目となるトップスタート、コンマ12を踏み込んだ。「ターンがあんまりでした」。ややスムーズさを欠く旋回にはなったものの、攻めも差しも許さずに、一気に抜け出した。予選からB級勢を圧倒。準優12Rではフライング艇に巻き込まれずに逃げ、優勝戦も、多くしたA1級のライバル勢を退けた。「久しぶりに優勝ができて良かった」と安堵(あんど)した。

今節の1着量産で、7月末に締め切られる尼崎ダービーの出場権争いのボーダー付近に浮上してきた。9月にはG1復帰戦となる多摩川のあっせんも入った。「ダービー、行きたいですね。上の方で戦えるように頑張ります」。次走の江戸川、続く常滑でも勝率を稼ぎ、秋への猛攻に最善の準備、勢いを整える。