データが語る

平成元年生まれのスピードスター永井、令和でも輝く

平成生まれのJ1通算得点5傑
平成生まれのJ1通算得点5傑

令和元年も、平成元年生まれのスピードスターが輝きを放つ。FC東京FW永井謙佑(30)は今季J1リーグ戦9試合すべてに先発し3ゴール。平成最後の試合だった4月28日の松本山雅FC戦(味スタ)でもMF久保建英のスルーパスを巧みなトラップから左足で決めた。50メートル5秒8の快足を生かしチームの開幕9戦不敗、首位快走の原動力になっている。

永井のJ1通算51得点は歴代86位だが、平成生まれに限ると4位に浮上する。同1位はジュビロ磐田FW川又で、アルビレックス新潟時代の13年に23ゴールを記録し、磐田でも17年から2年連続2桁得点中。ただ、今季はケガもあり1点にとどまる。柏レイソルでエースとして活躍した2位のFW工藤も今季はJ2山口に在籍。3位のサガン鳥栖FW金崎は今季無得点でチームも低迷している。上位3人がJ1で目に見える結果を残せていない中、4位の永井は出色の活躍。30歳を迎えた元日本代表FWのスピードはさらに勢いを増している。【石川秀和】

東京FW永井謙佑は先制ゴールを決め、サポーターと喜びを分かち合う(2019年4月28日撮影)
東京FW永井謙佑は先制ゴールを決め、サポーターと喜びを分かち合う(2019年4月28日撮影)

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