日本サッカー協会(JFA)は1日、都内で第22回日本サッカー殿堂掲額式典を行い、元女子日本代表なでしこジャパンの澤穂希さん(47)が出席した。
91年に読売ベレーザ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)に加入すると、15歳で日本代表入り。国際Aマッチ初戦で4得点と鮮烈なデビューを飾ると、男女通じて歴代最多の205試合出場、83得点という金字塔を残した。
偉大な功績をたたえられ、15年に現役を退いてからわずか11年での殿堂入り。澤さんは「W杯決勝より緊張しております」と笑わせつつ「本日はこのような素晴らしい栄誉をいただきありがとうございます」と感謝した。
女子W杯6大会、五輪4大会出場を果たした。中でも11年にはFIFA女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会では5得点1アシストで日本サッカー史上初のW杯優勝に導いた。FIFA最優秀選手賞も受賞した。
同大会で米国との決勝では試合終了間際の劇的決勝弾を奪った。思い出深いゴールだといい「たまたま自分がボールを決めたという形になりましたけど、本当にみんなの思いが乗ったゴールになったんじゃないかな」と振り返った。
長いキャリアの中で影響を受けた人を問われると、元日本代表MFのラモス瑠偉の名前を挙げた。読売時代によく女子の練習に来てくれた思い出を明かした。
「一緒にボール回しをしてくださり、またゲームに入ってくださったんですけど、その当時私12歳だったんですけど、ラモスさんは容赦なく私に体を入れたりスライディングをしたり、本気でサッカーに向き合って私に向き合ってくださったのがすごく印象的でした。そのおかげでさらに負けず嫌いが磨かれたなと思いますし、その時にラモスさんがおっしゃってたのが『サッカーは男性も女性も関係ない、年齢も関係ない』。私相手に本気でプレーをしてくれたのがすごくうれしかった」
来年には女子W杯ブラジル大会が開催される。「なでしこジャパンが世界一になって、また子どもたちの夢になる目標となる場所になってもらえば」と期待を寄せた。【佐藤成】

