小松原美里さん「カップル競技が憧れられる文化を」THE DESTINYが映す未来

フィギュアスケート・ペアでミラノ・コルティナ五輪金メダルの「りくりゅう」こと三浦璃来さん(24)木原龍一さん(34)組が初プロデュースしたアイスショー「THE DESTINY」が7月31日~8月2日に東京辰巳アイスアリーナで行われ、計4公演で1万8000人を動員する大盛況となりました。

日刊スポーツ・プレミアムでは、アイスダンスで22年北京五輪団体銀メダルメンバーの小松原美里さん(34)にインタビューを実施。ショーの舞台裏やカップル競技の普及について語りました。

フィギュア

演技を披露する三浦璃来さん、木原龍一さん組(C)THE DESTINY

演技を披露する三浦璃来さん、木原龍一さん組(C)THE DESTINY

演技を披露する小松原美里さん、ティム・コレトさん組(C)THE DESTINY

演技を披露する小松原美里さん、ティム・コレトさん組(C)THE DESTINY

野球を題材としたグループナンバーの出演者で記念撮影(C)THE DESTINY

野球を題材としたグループナンバーの出演者で記念撮影(C)THE DESTINY

「夢のような時間」次々と浮かんだりくりゅうの顔

小松原さんの脳裏には、2人のあらゆる顔が鮮やかによみがえっていた。

木原さんと三浦さんの歩みに思いをはせると、いつも涙があふれそうになる。

「ショーの練習の時からずっと泣きそうでした。龍一はノービスの頃から一緒に野辺山合宿などに出ていたので、当時の顔も思い出しました。ノービスの頃ののび太くんのようなメガネをかけている顔、うまくいった時の顔、脳振とうに悩まされていた時の苦しい顔、アルバイトに励んでいた時期の顔、璃来ちゃんと出会った時の顔。璃来ちゃんの顔も思い出しました。龍一と出会う前の顔、出会ってからの充実した顔。コロナの頃には、海外を拠点としているスケーター同士でZoomをつないで、互いに声をかけ合ったことも思い出しました。みんなで『やめないように』と励まし合って。いろいろ思い出して、毎練習、涙腺がやばかったです。でもショーで2人の幸せそうな顔を見ることができて良かったです」

演技を披露する三浦璃来さん、木原龍一さん組(C)THE DESTINY

演技を披露する三浦璃来さん、木原龍一さん組(C)THE DESTINY

2人の結成を後押しした存在でもある。

19年夏。木原さんはそれまで国際大会で上位に届かず、脳振とうや肩の治療によって前パートナーとの関係を解消していた。シングル時代の拠点だった名古屋市の邦和スポーツランド(現邦和スポーツ&カルチャー)でアルバイトに励み、「俺は日本の足手まとい。やめる。野球やる」と引退を口にしていたことも覚えている。

小松原さんは同い年の立場から、必死に心をつなぎ止めた。

「あなたは絶対にやめたらダメな人だよ」

そんな声をかけ続けていた最中、9歳下の三浦さんとペアを組む縁に恵まれた。その時も、2人の距離が縮まるように仲介した。

NHK杯ペアSP 息の合った演技を見せる三浦(左)・木原組=2019年11月22日

NHK杯ペアSP 息の合った演技を見せる三浦(左)・木原組=2019年11月22日

あれから7年。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。