今季のB1東地区を52勝8敗という圧倒的な強さで制した千葉ジェッツふなばし。その専属チアリーダーズが「STAR JETS」だ。開催中のチャンピオンシップ(CS)で初のBリーグ王者を目指すチームを、華麗な演技と迫力ある応援コールで後押しする。

CAをイメージした衣装に身を包んだ「STAR JETS」(C)CHIBA JETS FUNABASHI
CAをイメージした衣装に身を包んだ「STAR JETS」(C)CHIBA JETS FUNABASHI

「STAR JETS」が登場すると、ホームの船橋アリーナが一瞬にして夢の国に変わる。成田空港から世界に飛び立つジェット機をイメージして命名された千葉ジェッツ。「STAR JETS」は、そのジェット機に乗るフライトクルーだ。

キャビンアテンダント(CA)をイメージした衣装をまとったチアリーダーたちが、ブースターたちと一体になってゲームを盛り上げる。「オープニングフライト」と呼ばれる試合前のパフォーマンスでは、プロジェクションマッピングで彩られたコートの上で華麗なダンスを披露。「オープニングフライト」やハーフタイムショーでは、飛行機やCAをイメージした曲に乗せて、キャリーケースやスカーフを使ったパフォーマンスも展開する。

プロデューサーの松田華衣さんは「ブースターに対してのおもてなしの意識を大切にしています。年々ブースターのパワーも増していて、それがチームが強くなっている大きな要因だと思います」。キャプテンのAsukaは「年齢もチア歴もさまざまなメンバーが集まっています。お互いに刺激し合うとともに、良いものを見せたいという気持ちで(全員が)1つになれるのがうれしい」と言う。

ポンポンを持って踊るキャプテンのAsuka
ポンポンを持って踊るキャプテンのAsuka

千葉ジェッツは昨シーズン、東地区を制覇してCSに進出したが、決勝でアルバルク東京に敗れ準優勝に終わった。その悔しさを胸に、現在開催中のCSで初のBリーグ王者を目指している。「STAR JETS」も頂点に向かって、チームとともに飛び立つ。

◆千葉ジェッツふなばしフライトクルーチアリーダーズ「STAR JETS」 2011年創設。千葉ジェッツのホーム試合のほか、年間約100の千葉市内近郊でのイベントに出演する。現在のメンバーは15人で、学業や仕事の合間をぬって自主練習に励み、週に2回、約3時間の全体練習を行う。Bリーグでは珍しく、専属マネジメント契約を結んでいるメンバーが2人おり、クラブのPRなどに専念している。