スピードスケートで夏冬通じて日本女子最多となる通算10個の五輪メダルを獲得した高木美帆さん(32)が国民栄誉賞を受賞することが28日、決定した。
政府から発表された。授与式は8月4日に首相官邸で行われる。スポーツ界での受賞は14例目。冬季競技ではフィギュアスケート男子で五輪連覇の羽生結弦さん(31)以来2人目、スピードスケートでは初の快挙となった。
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五輪のメダルを10個持つ高木さんが、新たな勲章を手にした。功績が認められ、国民栄誉賞が授与されることが決まった。18、22年の2度の紫綬褒章を受章した1500メートル世界記録保持者は、日本スケート連盟を通じてコメントを発表。「大変うれしく思うとともに、正直なところ、私一人が受け取るのには、身に余る光栄だという思いもあります」と、率直な気持ちを表現した。
スピードスケート史上最年少の15歳で10年バンクーバー大会で五輪デビューを果たした。14年ソチ大会出場を逃し、18年平昌大会で3個のメダルを獲得。夏冬通じて1大会で金銀銅メダルをそろえたのは日本女子初だった。22年北京大会で1000メートルでの金含む4個のメダルに輝き、今年2月のミラノ・コルティナ五輪で銅メダル3個を獲得して、3月をもって現役を引退した。「これもひとえに歴史を作り続けてくださった諸先輩方や、ともに戦い続けてきた仲間たち、支えてくれた関係者の皆さまのおかげ」と、感謝の気持ちをあふれさせた。
同じく元スピードスケート女子で92年アルベールビル五輪1500メートル銅メダルの日本オリンピック委員会(JOC)橋本聖子会長は「多くの人々に夢と感動を届けた」と称賛し「心から敬意を表するとともに、授与決定をお祝い申し上げる」と祝福した。
スポーツ界から14例目(個人としては13人目)の受賞者となり、スピードスケート史上初の偉業達成。18年に同賞を受賞したフィギュアスケート男子の羽生さんとは同じ94年生まれで、「たくさんの刺激をもらった」という存在。自身も続いた。「皆さまを代表して受け取る心意気で、拝受したい」。スピードスケート競技を背負って、授与式に臨む。
◆高木美帆(たかぎ・みほ)1994年(平6)5月22日、北海道幕別町生まれ。兄、姉の影響で5歳からスケートを始める。帯広南商-日体大卒。五輪は10年バンクーバー、18年平昌、22年北京、26年ミラノ・コルティナ大会の4度出場し、金2、銀4、銅4個の計10個のメダルを獲得。姉菜那さんとは、18年平昌五輪団体追い抜きで姉妹そろって金メダルに輝いた。19年に1500メートルで1分49秒83の世界記録をマークし、現在も破られていない。W杯では日本勢最多の通算38勝を挙げた。25-26年シーズン限りで現役を引退した。


