古今亭志ん生

日刊スポーツ主催の「にっかん飛切落語会」に出演の古今亭志ん朝
日刊スポーツ主催の「にっかん飛切落語会」に出演の古今亭志ん朝

父親が偉大すぎると子は育たない。この親子に限って言えば父に並ぶ存在だった。残念だが父を超える前に亡くなった。古今亭志ん朝。63歳、肝臓がんだった。父は落語の大名人・古今亭志ん生。貧乏が本になった人で、NHK大河「いだてん」では、ビートたけしが演じている。兄は金原亭馬生で池波志乃の父親。志ん朝は父と並ぶカリスマ、8代目桂文楽が推して、入門5年24歳で真打ちに昇進した。「流ちょうで立て板に水の話しぶりは粋で、噺家を絵にかいたような」と5代目三遊亭円楽が評した。「品川心中」「三枚起請」「愛宕山」……艶っぽい遊女、頼りない若旦那、間抜けな男どもやたいこ持ちらをきれいな江戸弁で演じる。立川談志が「勝てない」と最後まで意識していた。(/_;)

<芸能(落語)・2001年10月2日掲載>