アンニョンハセヨ~! アン・シネです。10月ももうすぐ終わり。日本でもあちこちできれいな紅葉が見られるようになってきました。いかがお過ごしですか? 「アン・シネのサランヘヨゴルフ」は先週に引き続き体作り。トレーニングのコツです。やっぱりスポーツは体が資本。疲れない強い体で、ケガなくいいゴルフを楽しめるようにしましょう。


背筋は伸ばしたままです。後ろ側の足は、後方に伸ばします
背筋は伸ばしたままです。後ろ側の足は、後方に伸ばします

ケガをしないためにはやっぱりストレッチ。プレーの前後はもちろんですが、そうでないときも毎日、お風呂に入って寝る前にやることをお勧めします。

ゴルフというスポーツは、骨盤をすごく使って上半身を動かします。股関節の柔軟性もとても大切。そのことを踏まえてストレッチを続けてください。

両足を前後に開いたら、前膝の上に上体を持っていきます。膝の位置はそのまま、足裏を反対側の足方向へ。膝を90度横に倒す、と言ったらわかりやすいでしょうか。この時、背筋は伸ばしたままです。後ろ側の足は、後方に伸ばします。この状態で20~30秒静止します。

写真を見ていただくと分かると思いますが、骨盤の位置は前方ですね。前の膝の上に乗るくらいのイメージでいるとしっかり骨盤が前に来ます。決してお尻が後ろに落ちてしまう格好にならないようにしてください。え? 痛くてできない? 股関節が硬いとなかなか難しいと思います。特に男性の方は股関節が硬い場合が多いので、無理をせずにできる範囲で頑張ってみましょう。


前の膝の上に乗るくらいのイメージでいるとしっかり骨盤が前に来ます
前の膝の上に乗るくらいのイメージでいるとしっかり骨盤が前に来ます

毎日やっているとだんだん柔軟性が増していきます。実は私もぴったりと前の膝を床に着けるところまではいかず、少し、浮いています。でも、テレビを見たりしながら、毎日、左右5~10回やっているうちに、徐々に柔らかくなってきたんです。ケガが減りますので、みなさんもぜひ。

ゴルフのアドレスの姿勢を思い出してください。お尻を突き出すように構えますが、骨盤は決して後方に行ってはいないでしょう? 骨盤はむしろ、前方で立つようなイメージです。そして股関節の上で骨盤ごと回旋するのがゴルフスイング。「骨盤を使って上半身を動かす」と言ったのはそういう意味です。


毎日やっているとだんだん柔軟性が増していきます
毎日やっているとだんだん柔軟性が増していきます

軸の中心、というかスイングの肝となる骨盤は、しっかり安定して立っていなければいけないというわけです。それを意識して股関節を柔らかくするこのストレッチ。最初はきついかもしれませんが、続けることで抜群の効果があるはずですので、頑張ってください。


取材構成=遠藤淳子(清流舎)

撮影=河野匠

取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城・稲敷市)