どーもです。テーラーメイドの新製品「ステルス グローレ」シリーズを試打できましたが、今日はレスキューを紹介しましょう。同社のUTは伝統的に「レスキュー」を名乗っていますが、正直、出っ歯過ぎて苦手だったりします。そこさえ克服できれば、まじで“お助け”なのでしょうけどね…。もうこれは、ある意味固定観念の刷り込み状態だったりします。ニュートラルな気分にはほど遠いかもしれませんが、まあ、いってみましょう。「実は…」なんてこともあったりして!?


まずは見た目から。


ソール形状ですが、これは今までのレスキューではあまり記憶にない形状かな。かなりソール後部にボリュームがあって、深重心を意識しているような形状に見えました。また、FW同様ネック側にプレート装着で、ドローバイアスを意識していると思います。

フェースはセミディープ。なんなら、トップライン中央のカーブがある分、「ステルス」レスキューよりもディープ気味に見えました。

でも、ボディは気持ちシャロー気味。ソールから見て深重心モデルに感じましたが、横からみてそれを確信しました。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。ボク的にはジャパニーズUTかなw

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「SPEEDER NX for TM」Sフレックス装着モデルの#4。スペックは、ロフト角21度、ライ角62度、長さ40インチ、総重量330.0g、バランスD1。ヘッド体積113cm3。シャフトスペックは、重量61g、トルク4.0、先中調子。


試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップも細めですが、FWと比べるとほんの少しだけ太めな印象でした。なお、このレスキューもバックラインありです。シャフトを手でしならせてみると、確実にドライバー&FWよりはしっかり感がありました。つまり、SフレックスらしいSですが、Sの幅としてはSR寄りのSかなって。でも、全体的にはややしっかり感がある感じでした。しなりポイントは真ん中よりも気持ち先の感覚でしたが、ドライバー&FWよりも中央寄りのイメージでした。ワッグルしてみた感覚では、ヘッドの動き方はドライバー&FWよりもやや少なめ。素振りしても、シャープに振れそうな印象ですが、やはり頭をぶったたくミスが出そうな気配も…


実際に打ってみると、最初の何球かは頭をぶったたくミスの連発でした。よって、低く長いインパクトを意識して打ってみると、あら不思議!! 悪くない弾道に変わりました。おそらくレスキューは打ち込んではいけないクラブなんでしょうね。FWのようにインパクトを低く、かつ長めで意識して振ってやれば、結果を出してくれそうなモデルかもしれません。歴代レスキューに何度も泣かされてきましたが、この年になってやっとヒントを手にした気分でした。その辺の振り方も込みでの印象ですが、ドライバー&FWはちょいとスピン量多めで、なんなら飛距離ロスにもつながっている印象も否めなかったけど、このレスキューはよりスピン量も少なめでしたね。これはもう、シャフトとのマッチングだと思いますが、ドライバー&FWほどヘッドが走る感覚もなく、ボク的には好印象。ですが、それはそれで、「シリーズとして大丈夫なのかな?」といらぬ心配をしてしまいました。まあ、アイアンの延長に位置付ければ問題なさそうですけどね!


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS40.4m/s、初速55.6m/s、打ち出し角15.8度、バックスピン量4210.0rpm、サイドスピン-824.0rpm、飛距離202.1y

【ベスト】

HS40.1m/s、初速55.9m/s、打ち出し角16.4度、バックスピン量3882.6rpm、サイドスピン-961.9rpm、飛距離204.9y


打感はやや弾き系。FWよりも弾き感は強めに感じました。音はFWと似たような感じなのですけどね。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には高弾道。ボールは上がりやすいモデルだと思います。弾道の見た目的にも、スピン量が少なめのいわゆる弾丸ライナー系。ドライバー&FWとは、明らかに球質が違うように感じました。


出球傾向ですが、ボクのスイングでドロー系ですが、これもヘッドを右前に放り出すイメージでした。ドライバー&FWよりもつかまりはいい感じでしたが、これはUTというクラブの特性上かもしれません。


シャフトフィーリングと振り感ですが、ドライバー&FWよりもしっかり振れる印象でした。おそらくこのレスキューは、アイアンの延長線上に位置付けられたモデルだと思います。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38~40m/sあたりにオススメですが、ボクレベルのHS42m/sあたりであれば、いろいろと気を使うポイントはあるけど、たたけそうなイメージでした。ボク的には、アイアンの延長線上に位置付けされていそうなモデルの印象でした。でも、最もオススメなのは、おそらくスインガータイプでしょう。あくまでも、プチヒッターおよびヒッターは“条件付き”で使えそうなモデルでした。

<テーラーメイド「ステルス グローレ」レスキュー>

■KAZ'sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:9

■ヘッド:ボディ=ステンレススチール(450SS)+タングスタンソールウエート、クラウン=カーボン、フェース=ステンレススチール(450SS)

■ロフトバリエーション:#3=19度、#4=21度、#5=23度、#6=25度

■シャフト(重量/トルク/調子):「SPEEDER NX for TM」(S=61g/4.0、SR=56g/4.1、R=52g/4.2/先中調子)

■価格:各1本4万4000円。※価格は税込み