どーもです。ダンロップスポーツのニューモデル「XXIO」「XXIOX-eks-」シリーズを試打できました。今回のモデルチェンジで「XXIO」は13代目。これだけ長くゴルフクラブ界でトップを走り続けるモデルもないと思います。それにしても2年に1度のモデルチェンジで、毎回毎回前作を上回るモデルを出し続ける開発陣に脱帽です。果たして今作は、どんな感じなのでしょうか? 「XXIO13」シリーズから紹介しますが、まずがドライバーから。
今回のコンセプトは「芯を広げる」新技術「BiFLEX FACE」(バイフレックスフェース)と、進化した“飛びの翼”NEW「ActivWing」(アクティブウイング)による飛距離アップのようです。
まずは見た目から
ソールを見ると、基本的には先代同様のイメージというか、歴代XXIOの遺伝子を脈々と継承していることを実感します。ボク的にはウエートのカラーがブルーなのが、XXIOのアイデンティティだと思います。また、これは推測ですが、先代で採用していた「柔・剛・柔・剛」の4層構造も継承していると思われます。
フェースはシャローですね。先代よりも、気持ち丸みを帯びたようにも感じました。そして本作では、このフェースのたわみも進化させるべく新技術「BiFLEX FACE」を採用。これは「フェースのトウからヒールサイドにかけて外周部の剛性を最適化し、オフセンターショット時のたわみを大きくすることで高初速エリアを拡大させる新開発テクノロジ-」とのことです。詳細は長くなるので、同社HPがカタログでご確認下さい。
ボディもシャロー。先代と比べと、よりシャローになっていたようにも見えました。
後ろ姿です。クラウンのネック側には出っ張りが確認できますが、これは先代にも採用されていた“飛びの翼”「Activ Wing」です。先代は壁のようにそびえ立っていましたが、新作は2段式になっています。その効果は後ほど説明しましょう。
構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は先代とほぼ変わりませんが、形状的にはやや丸みを帯びたイメージに変わっていました。NEW「 Activ Wing」ですが、新作では2段式にすることで表面積を増加し、よりダウンスイング前半のヘッドのブレを防ぐことを目指したようです。
今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「MP1300」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角59度、長さ45.5インチ、総重量286g、バランスD3。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量40g、トルク6.5、中調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールを使用。
持ってみた感覚ですが、さすがに劣化が進むボクでも重量的には軽め。グリップも細そめですが、まあ、この辺は歴代XXIO通りだと思います。あと、なぜかめっちゃ長く感じました。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスでも結構軟らかめ。しなりポイントは真ん中辺りでかなりしなる印象ですが、この辺もイメージ的には従来通り。ワッグルしてみると、先代同様グリップの右手から先あたりに軟らかさもありました。ヘッドの振れ幅は大きめ。素振りしてみると、全体的にしなりそうな感じでした。
実際に打ってみると、最初はややトップ気味かつヒール気味に芯を外していた感じでした。ボク的には「長くて、軽いからかも?」と思いつつ、いろいろと調整してしまいましたが、結果的に切り返しの力みがその大きな要因だと思いました。どうしても軽く長いモデルなので、いつもと同じ感覚と思っても実際には切り返しで力み、スイングプレーンから外れていたようです。極力切り返しを穏やかに、しっかりインパクトよりもフォローを意識することでこの問題が解決。ボクのように切り返しで力んでしまうタイプにとっては、NEW Activ Wingも…!? なお、前作はいまひとつ芯を食った感覚が分かりづらかった記憶がありますが、今作でそれは解決されていたと思います。そして何より、先代の3球平均飛距離が238.0yだったのに対し、新作は249.7y。ボクがXXIO世代になったのか、それともクラブの進化なのか、はたまた両者なのかは分かりませんが、今のボクが打ってもぶっ飛び。都市伝説として「ゼクシオ奇数の法則」を紹介しましたが、やっぱり!?(笑)
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら
【3球平均】
HS43.1m/s、初速62.5m/s、打ち出し角16.5度、バックスピン量2951.1rpm、サイドスピン-215.9rpm、飛距離249.7y
【ベスト】
HS42.9m/s、初速62.2m/s、打ち出し角17.1度、バックスピン量2854.5rpm、サイドスピン-122.4rpm、飛距離251.4y
打感はソリッド系。ゴルフ体験主義のソリッド系は単に硬いという意味ではなく、弾き感とマイルド感がちょうど半々といった感じです。でも、音は高音系。これは歴代XXIOの遺伝子だと思います。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら
弾道的には高弾道。ロースピンの高弾道で、これはいかにもXXIOらしい弾道です。スピン量は先代とほぼ変わっていないので、おそらく重心高の見直しはされていないと思われます。
出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。前作は打ち出し方向にほぼストレートでしたが、これはヘッドを右前に放り出すイメージを伴ってでした。今回、同様のイメージだとフェード系でした。動画弾道は、真っ直ぐ引いて真っ直ぐフォローを意識した弾道です。ボク的には逆球のイメージよりもドロー系の方が安心感もあるので、個人的には好印象でした。
シャフトフィーリングと振り感ですが、基本的には全体的に軟らかめ。先代で「切り返しでしなり、ヘッドがワンテンポ遅れ、ダウンスイングで強烈なしなり戻りを感じる」と書いていましたが、基本的にはこれがXXIOの味つけだと思っています。でも、今回は「ダウンスイングで強烈なしなり戻り」は感じず、「適度なしなり戻り」でした。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40m/sあたりにオススメ。どうしても軽いのが気になるところですが、HS42~43m/sでも十分使えるかもしれません。スイングタイプ的には、いわゆる払い打ち系のスインガータイプがいいでしょう。プチヒッタータイプだと、ちょっと意識するポイントが多くなりそうな雰囲気もりました。まあ、ボクのようにNEW Active Wingでカバー仕切れないほど、切り返しで力んでプレーンを外れなければ、あとはクラブが結果を出してくれると思います。新技術の効果なのかは正直分かりませんが、今回のXXIOは飛ばせそうです!!
<ダンロップスポーツ「XXIO13」ドライバー>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9.5▽上がりやすさ:10▽操作性:7▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:10
■ヘッド:ボディ=Ti-811plus、フェース=チタン(SUPER-TIX 51AF)
■シャフト(重量/トルク/調子):「MP1300」(S=40g/6.5、SR=38g/6.6、R=35g/6.7、R2=35g/6.8/中調子)
■価格:1本9万2400円 ※価格は税込み












