好スコアの背景に“修行”の効果あり-。
女子ゴルフの国内メジャー大会、日本女子ゴルフオープン選手権で、青木瀬令奈(30=リシャール・ミル)が3位に入った。最終日には後半3連続バーディーを挙げるなど、通算8アンダーでフィニッシュ。ベスト10入りは7試合ぶりだった。好成績の要因として本人が挙げたのが、会場の芦原GCから車で15分ほどの場所に位置する“ゴルフ道場”の存在。「今週の好調は道場に通ったおかげ。心技体を鍛えられた」と笑った。
青木が鍛錬に励んだ場所は、石川県加賀市にある加賀ゴルフ道場という練習施設。打ちっぱなしの打席以外にも、トレーニング器具や短いクラブなどが用意されている。つま先下がりや右足下がりなどの特製マットを使っての練習も可能だ。
青木はその練習場をインターネットで見つけた。「名前が気に入りました。粋ですよね。『心技体』と刻まれた石も置いてあって、やっぱり道場だと」。連日のように道場に通う中で、「良い時は、もっと左足に骨盤が乗っていたイメージがある」と気づいたと明かす。
同練習場を運営する“道場師範”の田村穂照(ほてる)代表(64)は、「草刈りをしていたら、青木瀬令奈プロが突然やってきた」と笑顔で振り返る。複数のゴルフコースから近い好立地。これまでも日本ゴルフツアー機構の青木功会長をはじめ、多くのプロ選手が訪れているという。
田村代表は30歳の頃にゴルフを始めて以来、アマチュアとして数々の大会で好成績を収めた経歴を持つ。約10年前に焼き肉店経営者からゴルフ練習場経営者へと転身。国体で石川県の監督を務めた経験もあるそうで、現在も地元の子どもたちに指導を行う。
道場で練習する“同門の仲間”たちから、温かい応援をもらったと感謝した青木。「ホームみたいな気持ちでプレーできた。本当は優勝報告できればよかったんだけれど」。3位という結果に満足はしていない。今季2勝目を目指し、心技体を磨き続ける。【奥岡幹浩】(ニッカンスポーツ・コム/ゴルフコラム「ピッチマーク」)


