青木瀬令奈のせれにゃん塾

クラブに仕事をさせるには…感覚も大事/青木瀬令奈

おはようございます。今日は立春。暦の上では春になりました。気持ちも春に向かっていきましょう。今週のテーマは「パッティングと道具へのこだわり」です。押しかけ挑戦者谷繁さんとの勝負は早くも5ホール目。さあ、どうなる!?

なごやかにラウンドする谷繁さんと青木プロ
なごやかにラウンドする谷繁さんと青木プロ

「どのクラブが一番好きかっていうとパター。一番自分の思うように出て行ってくれる道具だから」とおっしゃる谷繁さん。さすが競技に出ている上級者です。ショートゲームになればなるほど、プロとアマチュアの差が大きく出ます。パッティングはその極みといってもいいでしょう。特に勝負のかかるショートパットなどは、ヘンに時間をかけると逆にミスにつながります。入れる気満々のバーディーパットをオーバーしたり、大事なパーパットを外してしまうときは、そんなケースが少なくありません。タッチとラインを決めたら、スッと自分の間で打つことが大切です。

パットの行方を見る谷繁さん
パットの行方を見る谷繁さん

道具へのこだわりもものすごく強い谷繁さんは、やはりアスリート。「野球だってバットはみんな違うし、キャッチャーミットだって全く違う。他のキャッチャーのミットは使えない。それと同じ」と、クラブをいろいろ試して、自分好みにカスタマイズしているそうです。クラブとボールを使ってスコアを競うゴルフでは、いかにクラブに仕事をさせるかが大事。そのためには、自分に合ったクラブで楽にプレーするのが一番です。「家に工房がついてたら最高なんだけど」と笑う谷繁さんは、工房の常連さんなんですって。最新テクノロジーが登載されたヘッドとシャフトの無数の組み合わせの中から、自分にあった感覚の物を見つけることこそ、スコアアップへの近道なのはまちがいありません。クラブを次々に買い替える必要などありませんが、無頓着過ぎるようでは、上達のチャンスを逃してしまうことになりますね。

「アイアンもウッドも構えやすいのが好みだから(その感覚を)大事にしています。ライ角もフラットめが好き。人に勧められても、自分の感覚を信じてる」というくらい繊細な谷繁さんの域に達するのはなかなか難しいかもしれません。けれども、テクノロジーに頼るには、自分の感覚も侮れない、ということです。

◆青木瀬令奈(あおき・せれな)1993年(平5)2月8日生まれ、群馬県前橋市出身。2006年日刊アマ全日本女子に史上最年少の13歳で優勝。11年にプロ転向。17年ヨネックスレディースで初優勝。19年賞金ランキング35位。三和シヤッター工業所属。153センチ。

◆谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)1970年(昭45)12月21日、広島県生まれ。島根・江の川(現石見智翠館)からドラフト1位で横浜(現DeNA)入団。98年の日本一に貢献、01年オフにFAで中日移籍。リーグ優勝5度、日本一2度。3021試合出場のプロ野球記録を持つ。現役時代は176センチ、81キロ。ベストスコア69。


取材・構成 遠藤淳子(清流舎)

協力 葛城GC(静岡・袋井市)

撮影 浅見桂子

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