国内賞金ランクトップのイ・ボミ(28=延田グループ、韓国)は2バーディー、ノーボギーの70で回り、通算1アンダーの215で今季ワーストの49位(途中棄権した日本女子オープンを除く)となった。

 今週はショットの修正に時間を割いて調整していた分、パット練習の時間が短くなり、グリーン上で全くタッチを合わせられなかったという。「7メートルくらいのパットが1メートルくらいショートしたり…。ショックでした」と悔しそうに振り返る。

 その中で「ラッキーでした」と笑ったのは、第1日に続いて世界ランク1位のリディア・コ(19=ニュージーランド)と同組で回れたこと。「彼女の方が(日本で賞金ランク1位の)私よりプレッシャーが大きい。私の妹より年下の19歳で若いのに、精神面が強い。世界1位として、かっこいい選手でした」と刺激を受けた。

 次戦の伊藤園レディース(11日開幕、千葉・グレートアイランドC)は昨年、優勝して賞金女王戴冠を決めた試合。ただ、2カ月以上勝利から遠ざかる現状に「みんな去年の(好調だった)ボミを覚えていると思いますし、私もそんな(強い)感じでいないと、と思ってしまう。私も人間だから、いい時もあれば、悪い時もある」とジレンマを語る。

 それでも最後は「笑顔でないとギャラリーの皆さんも心配する。前向きに頑張りたい」と切り替えていた。