日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は25日、17年シーズンの初戦となるダイキン・オーキッド・レディース(3月2日開幕、沖縄・琉球GC)を前に羽田空港でPRイベントを行った。

 LPGAの小林浩美会長(54)と樋口久子相談役(71)に加え、東尾理子(41)、昨年プロテストに合格した照山亜寿美(22)と佐久間綾女(21)も出席した。協会創立50周年を迎える今年は38試合が開催され、賞金総額は37億1500万円となって5年連続で史上最高額を更新。樋口相談役は「最初の年は2試合しかなかった。(試合数で)男子プロを逆転するなんて、夢にも思わなかった」としみじみと話し、女子ゴルフ界の発展を喜んだ。

 小林会長は3試合増の21試合となった下部ステップアップツアーについて、3日間大会が14試合まで増えた点を指摘。これにより、世界ランクポイントの加算対象ツアーとして承認される可能性が高まったという。試合で獲得できるポイントそのものは決して大きくはないとみられるが「世界での自分の位置が分かるのは大きい」。20年東京五輪、さらにその先を見据えた若手台頭のモチベーションとなることに期待をにじませていた。