2年連続賞金女王のイ・ボミ(28=韓国)が開幕初日から底力を見せつけた。「今日は100点です。ボギーが1つだけというのが、本当にうれしいです」と笑った。

 最大瞬間20メートル強の風が吹き荒れたコースで、スコアを落とす選手が続出。この日の全出場選手108人の平均ストローク77・0926は、昨季のツアーワースト記録76・8106(日本女子プロ選手権第1ラウンド)を上回った。

 「風がなくても、狭いし、グリーンは芝目が強く、傾斜もきつい。難しいコース」。相棒の清水重憲キャディーとラウンド中に“大けがをしないマネジメント”を何度も確認。グリーンを外してしまっても、アプローチで寄せやすいエリアを狙った。また7番で3メートルのパーパットを決めるなど、要所で勝負強さを発揮した。「風が強かったから、逆にいらないことを考えず、1打ごとに集中できたかも」。1バーディー、1ボギーのイーブンパーにまとめた。

 残り3日。「明日からはできれば、1日2アンダーは出したい」と笑顔が絶えなかった。