安田祐香(18=大手前大1年)が3バーディー、ノーボギーの69で回り、通算12アンダー、276の2位で終えた。30位以内で来季ツアー前半戦出場が確実になるこの最終予選会を実力通り、上位通過。渋野日向子ら黄金世代を追うプラチナ世代のエースが、満を持してプロの世界に殴り込む。フェービー・ヤオ(台湾)が15アンダーで首位通過した。

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すでにプロツアーで優勝争いをし、今年は渋野が制したAIG全英女子オープンにも出場した安田が、当たり前のように上位で終えた。4日連続のアンダーパー。最終18番はチップインバーディーで締めた。「初日にアンダーパーで回ると言って、初めて目標を達成した。満足したいが、これが始まりなので」。上位通過だけでは満足できない。その目はプロデビューする来季へ。「早く1勝したい。5年以内に米ツアーで戦いたい」と明確に目標を定めている。

◆QTファイナルステージ◆ QTとはクオリファイング・トーナメントの略で、来季のツアーの優先出場権を決める予選会。30位以内に入れば来季ツアー前半戦の出場が、ほぼ可能になる。昨年、渋野は4日間イーブンで40位。この成績により、19年開幕戦のダイキンオーキッド・レディースに出場できず第2戦からの出場となった