時松隆光(26=筑紫ヶ丘GC)が最終戦で、4シーズン連続の優勝に王手をかけた。首位と4打差8位からスタートして、6バーディー、2ボギーの66。通算6アンダーの首位タイに浮上した。

「パットが良かったと思います」という。今大会出場30人中、第3ラウンド終了時のドライビング・ディスタンスは平均258・67ヤードで28位。“飛ばない男”は「寒さもあって、体感で10ヤードほど飛んでいない感じ」と言い「ミドルアイアンを使うところがロングアイアンになる。だから、ベタピン狙いより(グリーンを中心に)どこのエリアを狙えば、最もパーで切り抜けられるかと意識しました」とコースマネジメントに腐心し、スコアを伸ばした。

最終日を首位で迎えるのは8月日本プロ、9月ANAオープンに続き今季3度目。「勝てないでここまで来たのは(自分を)褒めてあげたい。最終日は勝ちたい気持ちをぶつけていければな、と思います」。今季ツアー優勝者など30人だけが出場できる最終戦に、賞金ランクで駒を進めた。最後の最後に、有終の美を目指す。