首位と4打差の17位で出た小平智(31)が、6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算10アンダー、134の14位と好位置につけた。14アンダーで首位のジャスティン・トーマス(米国)とは4打差。

小平はインコースの前半9ホールでスコアを1つ伸ばして折り返すと、後半はバーディーラッシュとなった。2番パー5で5メートルのパットを沈めて後半最初のバーディー。4番からは4連続バーディーを奪った。5連続とはならなかった8番パー3も、20メートル超のバーディーパットをわずか15センチ外す絶妙なタッチを披露。最終9番でパーパットを沈めてホールアウトすると、同組の選手、キャディーとグータッチを交わした。

「前半は、なかなかチャンスにつけられなかったけど、ノーボギーで回れてよかった。後半はその流れで、いいスコアを出せた。昨日(第1ラウンド)からずっと、パターの調子がいい。それがスコアにつながった。グリーンとの相性が合っているかなと思う」と振り返った。

ショットも好調で、この日のフェアウエーキープ率は92・31%、パーオン率は83・33%と高水準だった。「2週間前につかんだ感触を持続できて、そのままの感覚で試合に臨めている。すごく気持ちよく振れている」と、自然と笑みがこぼれた。

米ツアーを主戦場としながら、一昨年4月のRBCヘリテージで初優勝後は予選落ちが数多く続く中、今大会は主催社推薦で出場。「最近はなかった位置なので楽しみたいですし、この2日間同様、このままの調子でやっていきたい。このまま持続して優勝争いをしたいので、応援をよろしくお願いします」と、2年半ぶりの優勝への後押しへ、日本のゴルフファンに呼びかけていた。