上田桃子(34=フリー)がパー3の16番でホールインワンを達成した。

190ヤードの距離から7番アイアンで放った1打だった。上田は「昨日も人生1回でいいから、賞金がかかっているところで入れたいという話をしていました。その話をしていての今日だったのですごくうれしかったです」と喜んだ。同ホールでは賞金500万円(最終ラウンドまでに達成者が出た場合は複数均等割り)も設定されており、獲得権利も得た。「こういうのはもともとないものなので」と冷静に口にし「バッと使って、また頑張るぞの方がいいと思います」と話した。

この日はホールインワンのほか、3バーディー、ノーボギーで回り、通算6アンダーの207として順位も8位まで上昇した。首位にプロ1年目ながら2週連続優勝を目指す古江彩佳(20=フリー)が立つなど、勢いのある若手の台頭については「自分たちも出てきた時が一番良かったので、今の状況をあまり不思議には思っていない」と語った。かつての上田自身も「やったらやった分だけ強くなっていることを感じていました」と振り返り「若い時はガンガンといける強さを持っている。うらやましいなと思う事が大きいです。年を重ねてもいいゴルフはできるというところは示していきたいと思います」と力を込めた。