米男子ゴルフツアーの今季メジャー第3戦、全米オープン(16日開幕)に出場する松山英樹(30=LEXUS)が14日(日本時間15日)、会場の米マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ(パー70)でショットやパッティングなど4時間余り調整した。

2週間前のメモリアル・トーナメント第1ラウンドで、使用クラブに規則違反があったとして失格になって以来のツアー出場だが「(体調は)いいと思います。いい感じで調整はできていると思うので、試合までに明日(現地時間15日)もう1回いい準備をしたい」と、状態の良さを強調した。

予選ラウンドはロリー・マキロイ(英国)、ザンダー・シャウフェレ(米国)の実力者2人と回る注目組となった。試合に出場しなかった前週は「しっかりと練習できました」という。日本人初のメジャー2勝目がかかるだけに「やっぱり上位争いを初日からしておかないと、優勝のチャンスはなかなかないと思うので、出遅れないように気をつけたい。勝つための準備をしているので(ショットが)もう少し、もうちょっとかなと思う」と、残る1日の準備期間で状態をさらに上げ、好発進したい考えだ。

今季、随所で痛めている首や肩甲骨については「(痛みは)今はないですけど、どうなるか分からないです。なくなることはないと思う」と話した。いつ再発するか、予断を許さない状況が、完全に解消されてはいない。現在の状態の良さを、4日間維持できるかもポイントになる。

また、11日までロンドン郊外で開幕戦が行われた、サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の新ツアー「LIV招待」について、松山が初めて言及した。開幕戦の様子はテレビなどで見ていないとし「自分は出る雰囲気もまだないですし、PGA(米男子ツアー)に出られないんだったら、行く気はないです」と断言。LIV招待に出場したことで、PGAの出場資格を失ったツアー45勝のフィル・ミケルソン、元世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(ともに米国)らに追随する考えがないことを強調した。

ただ「まあ、面白そうだなとは思いますし、興味はあります」とも話した。それでも「面白そうだなとは思いますけど、PGAとそこ(LIV招待)が対立しているようだったら、あんまりよくないのかなと思いながらも。(LIV招待を率いる)グレッグ・ノーマンという、世界のトップを取った人がやっているリーグなので、興味はありますし、まあ、オファーも来ているのは思うんですけど、今のところは考えていないですね」と、あらためて参戦の意向がないことを強調していた。現状、LIV招待に出場するとすれば、両ツアーの対立がなくなり、掛け持ち出場が可能になってからかと問われると「それはそうですね」と話した。