前週国内メジャーを初制覇した吉田優利の妹で、アマチュア吉田鈴(りん、19=日本ウェルネススポーツ大2年)が6アンダー、2ボギーの68で回り、首位に3打差4位と好発進した。「パッティングのフィーリングがすごく良くて。パッティングで伸ばせた日」と笑顔を見せた。

3番パー4で第2打を約1・5メートルにつけてバーディー先行。前半は2バーディー、ノーボギーで後半に突入した。

後半は4バーディー、2ボギーと出入りの激しいゴルフながらもスコアを伸ばした。13番パー4をボギーとし、14番パー4はティーショットがバンカーへ。残り67ヤードからの第3打はカップに吸い込まれてバーディー奪取。思わずバンザイした。「流れが悪い状態で、パーで何とかしのげればと思っていたので、入ってくれてすごい良かった」と振り返った。

前週、姉優利の国内メジャー初Vの瞬間はネット中継を練習場で見た。「本当にすごいし、うらやましいなという気持ちもあります」。姉妹のゴルフの違いについて「姉はアプローチの種類も多いし、小技に自信を持っている。アグレッシブなゴルフです。私はショットに自信がある」と分析した。

優利について「ゴルフだけじゃなくて人間としてもすごい。ポジティブ、強気というか、見習う部分はたくさんある」と尊敬している。プライベートでは一緒に出掛けるなど仲良しだ。最近では優利、兄と3人で3万円分の焼き肉を食べた。優利が支払ったという。

「まだ3分の1しか終わってないし、これからが重要。最終日のバックナインでスコアを伸ばすことが、ゴルフ人生の中でキーになってくる。徐々にコースに慣れて、スコアを伸ばすことが目標です」。これまでにプロテストを2回受け、一昨年は1打差、昨年は2打差で不合格に終わった。ツアーVでプロテスト免除の特権を得たい気持ちは「あります」とうなずいた。「同級生も勝っているし、そこに意識を持っている。優勝争いに絡まないといけない」。同じ03年度生まれの川崎春花、尾関彩美悠、神谷そらがツアー初Vを果たしている。「早く追いつきたい」と意気込んだ。

今季国内ツアー出場は2戦目。開幕前日、練習場で優利からレクチャーを受ける姿があった。「先週、中継を見ていてアプローチのスピードコントロールがうまいなと思って。すごい聞きたくて聞きました」。普段はコーチも違うだけに、一緒に練習することもほぼない。チャンスとばかりに優利に聞いた。

優利の直接指導もあって好発進した。ツアー史上初の姉妹2戦連続Vとなる史上8人目のアマVと同時に、プロテスト免除も狙う。