首位と6打差の15位から出た“ママさんゴルファー”の神谷和奏(わかな、22)が、3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー72で回り、通算5アンダー283。19位でプロの夢をつかんだ。

前半を2つ伸ばして折り返したが、11番でボギー。14番ではダブルボギーとし、合格圏内から後退した。それでも、「自分は焦ってます」と“心の声”をメモに全て書き出し、心を落ち着かせた。

16番で放った6メートルのパットはカップをくるりと回りながら吸い込まれ、待望のバーディー。「残り3ホール。最終ホールは緊張するから、ここで取るしかないと気合で入れました」。カットライン上で合格をつかみ取った。

「娘が待ってくれると励みにして頑張りました」

ゴルフコーチを務める夫の幸宏さんと結婚し、21年9月に長女・咲凜(えみり)ちゃんを出産。2歳となった娘の写真をキーホルダーに入れ、キャディーバッグにつけてラウンドしている。

最終プロテスト中は遊んであげることもできず、「寂しい思いをさせました。まずは『ありがとう』って。いっぱい遊んであげたいです」。合格後のセレモニーが終わった後、駆けつけた娘を抱きしめ、喜びに浸った。

今後については「ママさんゴルファーも増えているので仲間には入れるように頑張りたい。家族を持ってゴルフすることで、誰かに勇気を与えられる選手になりたい」。

心優しきママさんゴルファーのプロ生活が始まる。