8アンダー4位で出た札幌出身の政田夢乃(24=なないろ生命)、千歳出身の宮沢美咲(21=HESTA大倉)は、ともに2つスコアを伸ばしたが、首位に2打届かず、初優勝はならなかった。政田は3バーディー、1ボギー、宮沢は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーで、いずれも2アンダー70。4日間トータルで10アンダー278の4位で、北海道での今季レギュラーツアー最終戦を締めくくった。
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ショットがグリーンを捉えるたびに、パットを決めるたびに、大歓声が2人に注がれた。前半1バーディーだった政田は「すごくたくさんのギャラリーの方がついてくださって、すごく楽しかったですし、もっとバーディーを取りたかった」。首位を1打差で追う17番パー4で、痛恨のダブルボギーをたたき優勝が遠のいた宮沢は「上位争いができて自信になったかもしれないので、(次は)頑張りたい」。ともに喜びと悔しさが入り交じった表情で、大会を振り返った。
同じ10アンダーで大会を終えたが、2人の4日間は対照的だった。政田は大会前から「地元で優勝したい」と宣言し、自分を鼓舞してコースに入った。宮沢は3日目に首位と2打差の4位につけても「優勝ですか…。これまで最高が5位なので、それ以上…」と控えめに目標を口にした。結果は、ともに前日と同じ4位。いずれも地元の盛り上げに一役買ったが、優勝は来年以降のお預けとなった。
それでも2人が、現在国内賞金ランキング首位で、今回AIG全英女子オープンに出場した、北広島出身の小祝さくら(26=ニトリ)に続く存在になったのは間違いない。政田と宮沢が今回手にした賞金は462万5000円。今後のツアーも上位で戦えば、今季終盤戦で来季のシード権に十分手が届く。政田は「シード権を目指して走りたい」と、意欲を見せる。
今週からは、再び本州での戦いが続く。宮沢は、母の薫さん(49)が大会中に毎朝作ってくれた朝食と、しばしのお別れ。「まだ優勝してないので、自分的には満足していない。これからも追いつき、追い越すスタイルで頑張っていきたい」と政田。宮沢は「最近はショットが曲がって予選落ちが続いたけど、今回は真っすぐ行った」と手応えを口にした。故郷で手にした自信を、必ず2人そろって確信に変える。【中島洋尚】

