「折れない心」のロリー・マキロイ(35=英国)がプレーオフ(PO)を制し、メジャー全4大会制覇の「生涯グランドスラム」を劇的に達成した。

00年タイガー・ウッズ(米国)以来、史上6人目の快挙。四半世紀ぶりに伝説のプレーヤーが生まれた。

首位で出たマキロイは6バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの1オーバー、73で回り、通算11アンダー。ジャスティン・ローズ(44=英国)との大会18度目のPOに突入し、1ホール目のバーディーでけりをつけた。

2打差の2位だった同組のブライソン・デシャンボー(米国)に出だし2ホールで1度は逆転を許すも、3番以降は再びリード。

後半は別組のローズとドビグ・オーベリ(スウェーデン)に並ばれたが、17番パー4のバーディーで突き放したが、決めれば優勝の最終18番パー4でパーパットを外し、先に終了していたローズとのPOになった。

多くの試練を経験してきた35歳が、折れない心で頂点を極めた。

マキロイは11年に全米オープンで優勝すると、12年に全米プロ選手権、14年に全英オープンを制し、さらに全米プロ選手権で2度目の優勝。残すはマスターズとなるも、22年の2位が最高だった。米ツアーは通算29勝目。

マスターズには苦い思いがあった。11年に2位と4打差の首位で迎えた最終日で80と大崩れした。これまで「14年も前のことで、記憶力が悪くてよかった」と苦笑いする。今大会、同行している娘と過ごすことで重圧から解放され、勝負だけに徹してきた。

◆過去の生涯グランドスラム達成者 35年にジーン・サラデン(米国)、53年にベン・ホーガン(米国)、65年にゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)、66年にジャック・ニクラウス(米国)、00年にタイガー・ウッズ(米国)が達成。マキロイで史上6人目になる。

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